チーム制のメリット・デメリット

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うちの病院では、今年度から更にチーム制が強化されます。

今までもチームは存在したのですが、それから更に2つのチームができることになります。

僕自身はチームに特化した疾患を担当するより、全般を診れた方が楽しいなぁと思いますが、

世の中の流れは違うようですね。

職員数が増え、診療科も増えると、担当する疾患が多岐にわたってしまうため、

集中して一つの診療科の疾患を診るということは難しくなります。

そうすると、次に同じ診療科の患者を担当する機会は何ヶ月後ということになり、

知識や経験の積み重ねが難しくなるのです。

それがチームだと、同じような疾患を続けて担当することになり、

前回調べたことが直ぐに活かせることから、知識や経験の蓄積ができるのです。

このような理由から、チーム制を取り入れているところが多くなっているのが現状でしょう。

 

では、ここでチーム制のメリット、デメリットを考えてみたいと思います。

もちろんスタッフの数によって、メリットにもデメリットにもなるということがあるので、

あくまで一般論です。

 

【メリット】

・担当する病棟が限られるため、動線が短くなり効率的

・参加するカンファレンスが少ないため、時間が効率的

・同じ疾患を多数担当できるため、効率的に勉強できる。

・病棟にいることが多くなるので、看護師さんや医師と緊密になれる。

・病棟に長くいるため、患者さんの生活が見やすくなる。

 

ではデメリットも挙げてみます。

 

【デメリット】

・自分の担当病棟のことはわかるが、他の部署のことがわかりづらい。

・チーム間で業務量の差が生じる

・専門性は高まるものの、チームを変わればまた一から勉強なので、大変。

・ローテンションすることが前提だと、深いところまで知識が積み重ねられない。

・希望通りのチームにならなかった場合、モチベーションが下がる。

 

このようにメリットもあれば、デメリットもあります。

その中で何を一番大切にしたいかという優先順位を挙げていけば、

自ずとカタチは見えてくるのではないでしょうか。

またデメリットが多くても、それを軽減できる手段はあるのかないのか、

そういう考え方も大切です。

あと、チーム制を導入の際に気をつけた方が良いことが有ります。

チームを定期的に入れかえることです。

長く同じチームでいると、デメリットが増えていきますからね。

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