呼吸筋のストレッチその1(息を吸う背面の呼吸筋ストレッチ)

〈スポンサーリンク〉



本日は呼吸筋のストレッチのご紹介です。

何回かのシリーズに分けてお届けしたいと思います。

で、その前に少しだけ「前置き」にお付き合いください。

何事も理論つけが大事ですから。

 

呼吸筋とは?

胸郭に空気が入るためには、呼吸筋の働きが必要です。

呼吸筋が胸郭を拡張させることで、胸腔内が陰圧になり、その結果吸気が起こります。

【吸気筋】

安静時は、横隔膜を中心に、外肋間筋、内肋間筋前部が働きます。

深呼吸時には、この他、呼吸補助金である胸鎖乳突筋、斜角筋、大胸筋、前鋸筋などが

補助的に働きます。

【呼気筋】

安静時は呼気筋の働きはほとんどありません。

広がった胸郭がもとに戻ろうとする力により、胸腔内圧が高まり、

受動的に吸気が起こるのです。

強制呼気時には、内肋間筋後部が働きます。

 

呼吸筋ストレッチの必要性

呼吸不全を呈した患者さんは、本来補助的に働くはずの呼吸補助筋

(胸鎖乳突筋、斜角筋、僧帽筋、大胸筋、腰方形筋など)が過剰に働いています。

その結果、それらの筋肉の緊張が亢進して、肥大していることが多くみられます。

呼吸補助筋に適切なストレッチングを行い、リラックスできるようにしましょう。

また、胸郭の柔軟性を確保することは、非常に大切です。

 

ストレッチの方法

まず、胸の前で両手を組みます。

鼻からゆっくりと息を吸いながら、両手を前方に伸ばします。

両手をさらに遠くに伸ばし、腹部をへこませて、

背中は後方に引っ張られるように、丸くなります。

十分に息を吸い、背中をしっかりと伸ばします。

最大に吸い込んだ後は、ゆっくりを息を吐きながら、

元の姿勢に戻ります。

 

ストレッチのポイント

まずは、呼吸と運動を連携させることです。

息をゆっくり吐くことで、筋肉は緩みます。

また息を吐くときはゆっくりと行いしましょう。

 

ポチっとお願いします↓


オリジナルイラストランキング

〈スポンサーリンク〉