足部のスタンスの違いによるバランス評価

足部のスタンスの違いによるバランス評価

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バランスとは

以前にバランスを重心と支持基底面から評価することについて記事を書きました。(詳しくは→こちら

支持基底面とは「体重を支えるために必要な床面積」のことです。

重心がこの支持基底面の中にあれば、バランスが保たれます。

そして支持基底面が大きれば大きいほど安定性は高まるし、逆に小さければ不安定になります。(下図を参照)

左側の花瓶は支持基底面が広く、重心は低い。

かたや、右側の花瓶は支持基底面が狭く、重心は高い

どちらが倒れやすか、どちらが安定しているかは一目瞭然ですね。

 

今回はその支持基底面の変化に応じて、バランス能力の評価(または練習)について簡単に説明してみます。

 

バランス能力評価

バランス評価は、患者や利用者の転倒の危険性を判断さるためのテストです。

バランス能力を評価する代表的なものにSPPB(Short Physical Performance Battery)がありますが、

その中には①バランステスト、②歩行速度テスト、③椅子からの立ち上がりテストで構成されています。

今回はバランステストについて簡単にイラストで説明します。

 

・開脚立位

開脚立位はバランス評価の項目に含まれていませんが、その前段階で開脚評価をしてみるのも良いと思います。

 

・閉脚立位

両足をくっつけた状態での立位保持で10秒間。

 

・セミタンデム

一方の踵ともう一方の母趾をつけた状態で立位保持で10秒間。

 

 

・タンデム

踵をつま先をつけた状態での立位保持で10秒間。

 

この評価は点数化されています。これができたら、歩行速度テスト、椅子から立ち上がりテストに進みます。(これは、またの機会に)

ありがとうございました。

 

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