看護師のイラストその1〜看護師とはどんな仕事?―患者さんのいちばん近くで医療と生活を支える人たち

看護師のイラストその1〜看護師とはどんな仕事?―患者さんのいちばん近くで医療と生活を支える人たち

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看護師とはどんな仕事?

患者さんのいちばん近くで医療と生活を支える人たち

病院に行けば、必ずといっていいほど出会うのが看護師さんです。

血圧を測ったり、点滴をしたり、採血をしたり。

そんな姿を思い浮かべる人が多いかもしれません。

しかし、実際の看護師の仕事を見てみると、

「こんなことまで看護師さんがやっているの?」

と思うほど、その仕事は多岐にわたります。

医療処置をする人であり、患者さんの生活を支える人でもある。

患者さんの話を聞く人でもあり、わずかな変化を見つける人でもある。

そして医師をはじめ、多くの医療職をつなぐ存在でもあります。

今回は、そんな看護師さんの仕事について、クマたちと一緒に見ていきたいと思います。

看護師は「患者さんのそばにいる専門職」

病院では、医師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士など、さまざまな専門職が患者さんに関わっています。

その中でも看護師の大きな特徴は、患者さんの生活に非常に近いところで関わっていることでしょう。

朝起きたときの表情。

食事をどれくらい食べたのか。

トイレには行けたのか。

痛みはどうなのか。

夜は眠れたのか。

昨日より元気なのか、それとも少し様子がおかしいのか。

こうした情報は、検査データだけでは分かりません。

患者さんと日々接しているからこそ気づける変化があります。

「何となく、いつもと違う」(これ大事!)

そんな小さな違和感が、重大な変化を早期に発見するきっかけになることもあります。

 

患者さんの話を聞き、説明する

看護師の大切な仕事の一つが、患者さんとのコミュニケーションです。

病院では、患者さんはたくさんの不安を抱えています。

「この治療はいつまで続くの?」

「家に帰れるのかな?」

「この痛みは大丈夫?」

医師には聞けなかったことを、診察が終わってから看護師に尋ねる患者さんも珍しくありません。

もちろん、看護師が医師に代わって診断や治療方針を決めるわけではありません。

それでも患者さんの疑問を整理したり、必要な情報を医師へ伝えたり、理解できているか確認したりすることができます。

つまり看護師は、医療と患者さんとの橋渡し役でもあるのです。

血圧・体温・SpO₂――数字を測るだけではない

血圧、脈拍、体温、呼吸数、SpO₂などを確認することを、一般にバイタルサイン測定と呼びます。

一見すると「機械で数字を測るだけ」に見えるかもしれません。

でも、本当に大切なのはその先です。

血圧がいつもより低い。

脈が速い。

熱が上がってきた。

SpO₂が低下している。

呼吸がいつもより苦しそう。

そして、その数字がその患者さんにとって何を意味するのかを考えます。

同時に顔色や意識、呼吸状態、痛みなども観察します。

看護師が見ているのはモニターの数字だけではありません。

数字の向こう側にいる患者さんを見ています。

(血圧測定)

体温計測(腋窩が一般的)

(静脈血酸素飽和度SpO2測定)

 

聴診も患者さんを知るための一つの手段

呼吸音などを確認するため、聴診器を使うこともあります。

「昨日と呼吸音が違う」

「痰が増えている」

「呼吸が速くなっている」

こうした変化を他の情報と合わせて判断し、必要であれば医師へ報告します。

患者さんを日常的に観察しているからこそ、変化を比較できることがあります。

採血や点滴などの医療処置

採血や注射、点滴の準備・管理なども代表的な業務です。

しかし、これも単に「針を刺せればいい」という仕事ではありません。

患者さんを間違えていないか。

薬剤は合っているか。

投与量は正しいか。

投与速度は適切か。

アレルギーはないか。

点滴ルートに異常はないか。

何重にも確認します。

病院で扱う薬剤の中には、間違えれば患者さんの生命に関わるものもあります。

だからこそ、

「忙しかったから確認できませんでした」

では済まされません。

仕事が立て込んでいても、ナースコールが鳴っていても、別の患者さんに呼ばれていても、安全確認を省略することはできません。

ここに看護師という仕事の厳しさがあります。

(採血)

(点滴準備)

看護師は「医療」だけではなく「生活」も支える

ここからが、一般の人には意外と知られていない看護師の仕事かもしれません。

入院患者さんは、すべてのことを自分でできるとは限りません。

起きる。

身体を動かす。

車椅子に乗る。

身体を清潔にする。

排泄する。

食事をする。

着替える。

眠る。

私たちにとって当たり前の生活そのものが難しくなることがあります。

それを支えることも看護です。

身体の向きを変える「体位交換」

自分で身体を動かせない患者さんでは、長時間同じ姿勢になることで皮膚や組織に負担がかかります。

そこで状態に応じて身体の向きを変えたり、クッションを使って姿勢を整えたりします。

ただ右を向かせればいい、左を向かせればいい、という単純な話ではありません。

痛みはないか。

呼吸は苦しくないか。

点滴やチューブ類を引っ張っていないか。

皮膚に圧が集中していないか。

患者さんの状態を確認しながら行います。

体格の大きな患者さんでは、介助する側にとってもかなりの重労働になります。

ベッドから車椅子へ――移乗を支える

入院中には、ベッドから車椅子へ移る場面もたくさんあります。

車椅子の位置は適切か。

ブレーキはかかっているか。

フットレストは邪魔にならない位置になっているか。

患者さんの足は床についているか。

立ち上がったときに膝折れしないか。

めまいはないか。

たった一回の移乗にも、たくさんの安全確認があります。

転倒すれば患者さんが骨折する可能性もあります。

だから看護師は、患者さんの能力を見ながら「どこまで本人にやってもらい、どこを介助するのか」を考えます。(この部分はリハビリスタッフとの情報の共有が大切!)

 

身体をきれいにする「清拭」

お風呂に入れない患者さんの身体を温かいタオルなどで拭く清拭も、大切な看護です。

単に身体の汚れを落とすだけではありません。

皮膚が赤くなっていないか。

傷はないか。

むくみはないか。

褥瘡の兆候はないか。

身体を拭きながら全身を観察できます。

そして何より、

「さっぱりした」

という感覚は、入院生活の中ではとても大切なものです。

医療というと「病気を治すこと」ばかりに目が向きます。

でも、人は病気になっても生活者です。

清潔な身体で過ごしたい。

気持ちよく眠りたい。

トイレくらい自分でしたい。

そんな当たり前の願いを守ることも看護なのだと思います。

患者さんの前では見えない仕事も山ほどある

患者さんへの対応が終われば仕事終了――ではありません。

記録申し送りがあります。

患者さんの状態。

行った処置。

バイタルサイン。

食事量。

排泄状況。

医師からの指示。

患者さんから聞いたこと。

その後の変化。

必要な情報をカルテに残します。

しかも、その途中でナースコールが鳴る。(ひえ〜)

電話が鳴る。(ひえ〜)

患者さんに呼ばれる。(ひえ〜)

医師から指示が出る。(ひえ〜 でもしょうがない)

入院患者さんが来る。(これもしょうがない)

退院患者さんへの対応もある。(しょうがない)

そして記録は後回しになる。(ひえ〜)

ようやく落ち着いたころにパソコンへ向かい、

「さっきの患者さん、何時だったっけ……」

となることもあるでしょう。

看護師は患者さんの前にいない時間も、患者さんのために仕事をしています。

 

 

 

おまけ:看護師(クマバージョン)のイラスト

看護師さんのイラストをいくつか描いてみました。

よろしかったら、お使いくださいね。

 

 

 

ありがとうございました。

 

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