桜の季節

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近くの桜の名所に行って来ました。

 

ここは地元でも有名な桜の名所。

こんもりと高台になっていて、

登ると見晴らしが良くて、

お花見や散歩に最適なところです。

ですが、僕にとってはちょっとした苦い思い出のあるところでもあります。

4年前の桜の季節、ちょうど今頃、

友人とここに桜を観に行った直後に倒れて、聴力を失ってしまいました。

(詳しくは→こちら)

それ以降、何となく避けていたのですが、

いつまでもこれじゃあいけないなぁと思い、

今回一人で登ってみることにしました。

 

最寄りの駅から歩いていくと、ピンク色をした、こんもりと半円の山が見えてきます。

小さいですが、一つの山自体がピンク色に染まるのは壮観です。

 

墓地の横を通り、後ろの方から登っていくと、桜は満開。

少し散り始めたものもあります。

そして桜の並木道をしばらくと、突然視界が広がります。

桜越しに市内が一望でき、その背後には山並みがクッキリとコントラストを描いて見えます。

 

こころが解放されるとは、こういう感情を言うのでしょうか。

スッーとした晴れ晴れした気持ちになりました。

とりあえずスマホを取り出して、何枚か写真を撮ったり、

ついでに自撮りを1枚、パシャリ。

 

ですが、何枚か写真を撮っていると、

何となく気持ちは冷めていきました。

「これって前も撮ったな。この角度も…。」

「おんなじ写真ばかり撮って、何してるんだろ」

 

どんどん気持ちは冷めていき、

来る途中で見かけた定食屋のことが頭を占めていきます。

 

「お腹空いてきたな」

 

美しい風景も、空腹には勝てない。

美しすぎる風景は、飽きるということもあるでしょう。

なんとなく心の傷の克服目的で来たものの、

そんなことは、どーでもよくなりました。

 

つまらない自省的な日記にお付き合いしていただき、ありがとうございました。

 

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