パーキンソン病の辛さ・苦しみについて

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僕は普段から、パーンソン病の患者さんと関わる機会が多くあります。

リハビリの場面で、ストレッチ等を行い、

彼らの日常生活が出来る限り保たれるように、お手伝いや助言をしています。

ですが、自分自身がその病気を患っているわけではないため、

パーキンソン病を患った方の本当の辛さ、苦しみを身をもって理解することは困難です。

出来るだけ想像をし、自分だったらどう感じるだろうかと、自問自答しながら

日々言葉を選んでいるつもりです。

 

そんな中、パーキンソン病を若くして発症したある漫画家のブログを読む機会がありました。

それは「舞ちゃんパパの備忘録」というブログです。

作者は神塚ときお氏という漫画家の方で、

若くしてパーキンソン病やバセドウ病を患い、現在も闘病生活をされています。

彼のブログの記事を読んでいると、

パーキンソン病の患者が抱える辛さや苦しみがダイレクトに伝わってきます。

彼はパーキンソン病患者を代表してるわけではないですが、

彼の言葉一つ一つから得られるものは大きいです。

 

参考になればと思ったので、以下、抜粋しますね。

「この病の一番きついところは、痛み止めも効かない程の耐え難い痛みでも死を感じる苦しさでもなく、ただただ毎日少しずつ進んでいく病状により、少しずつ削られ失っていく人間としての機能が、深く暗い絶望を毎日繰り返し突きつけてくるところ。

近年になって新薬で数時間だけ、人としての機能を取り戻すことが出来るようになった。

それはとてつもなく大きな救いを感じさせてくれるが、先の深く暗い絶望と数時間ごとに入れ替わることで、一日に何回も生きて動けている嬉しさと、最期の刻を望んでしまうほどの苦しさを、永遠に続くかのように繰り返されるということでもある。」

 

文章も秀逸ですが、

パーキンソン病が死の病ではなくなったものの、

やはり人間の尊厳を危機に陥らせる病気であること、

創作活動を行う者にとってそれは致命的でもあることが、

痛いくらいに伝わってきます。

 

パーキンソン病に関わる全ての人に読んでもらいたいブログです。

 

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