排痰(腹臥位で行う呼吸介助) その5

排痰(腹臥位で行う呼吸介助) その5

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腹臥位で行う呼吸介助について

今まで排痰のイラストをいくつか描きました。

 

側臥位での呼吸介助(→こちら

半腹臥位・前傾側臥位での呼吸介助(→こちら

ヘッドアップ位での呼吸介助(→こちら

座位での呼吸介助(→こちら

 

今回は腹臥位で行う呼吸介助のイラストです。

 

ドレナージの肢位について

ドレナージの肢位については、以前に述べました。(→こちら

痰がどこににあるかを確認して、適切な肢位をとりましょう。

腹臥位で行う呼吸介助の方法

患者は腹臥位になります。

介助者は両手を患者の下部肩甲骨に密着させます。(圧が均等にかかるようにします)

呼気に合わせて胸郭を下方(床方向)に向かって押し下げます。

 

終末呼気まで押し下げて、吸気に移った瞬間に力を抜き圧迫を解放します(この時手は離さない)

これを繰り返します。

※腹臥位での胸郭背面の動きは上下方向の微細なものです。

力ずくで思いっきり押して骨折を行いように注意しましょう。

 

排痰(スクイージング)のイラスト

色違いを載せておきます。

 

 

 

人工呼吸器装着している患者は、容易に腹臥位になることは難しいでしょう。

無理せず、同じような効果がある半腹臥位(前傾側臥位)を選択しましょう。

 

ありがとうございました。

 

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