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壁ワイピング運動とは?
壁ワイピング運動とは、壁に向かって立ち、上肢で壁を拭くような動作をすることです。
リハビリでも肩の訓練として、よく用いられるものの一つです。
言葉の由来は、車のワイパーの動きから来ているのでしょうか。
机で行う場合は、机上ワイピイング運動と言われています。
サンディングと同意語として使われることもあります。
目的は様々ですが、一般には肩関節の可動域拡大や上肢の筋力強化のために選択されることが多いと思います。
麻痺に対しては機能訓練になりますし、感覚入力にも有効です。
立位で行うものは、左右の重心移動も必要になりますから、
バランス能力の向上にも良いでしょう。
転倒には十分に注意が必要になりますが。
運動の方法
では、運動の方法を解説しますね。(まずは右手バージョンからご紹介)
まず、壁に向かって立ちます。
足は少し広げてバランスを保ちます。
次に、片手(イラストでは右手)を挙上し、壁との間にタオルを挟みます。
そのまま一側方向に重心移動を行いながら、壁を拭くように手を動かします。
次に、逆側の方向に重心を移動し、壁を拭くように手を動かします。
これを繰り返します。
左手のバージョンも載せておきますね。
片手(イラストでは左手)を挙上し、壁との間にタオルを挟みます。
そのまま一側方向に重心移動を行いながら、壁を拭くように手を動かします。
次に、逆側の方向に重心を移動し、壁を拭くように手を動かします。
慣れてきたら、左右方向だけでなく、
例えば円を描くようになど、運動の方向を拡大してみてもいいでしょう。
実際に窓で行えば、掃除もできて一石二鳥ですね。
また上肢に麻痺がある場合などは、麻痺側の手の上に健側の手を重ね合わせて同様に行うと良いと思います。
ありがとうございました。
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