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「パテラセッティング」とも言われる、「クアドセッティング」。
膝を軽度屈曲した状態から最大伸展する運動で、リハビリの場面でも多くみられるものです。
以前の記事で、一般的な背臥位でのクアドセッティングについて説明しました。(→こちら)
クアドセッティング(うつ伏せ)
今回はうつ伏せになって行うクアドセッティングをご紹介します。
効果は似ていますが、うつ伏せの方が負荷が高いと言われています。
重力の関係性や、足関節の関係で大腿四頭筋の収縮もやりやすくなるのでしょう。
また大腿四頭筋のみならず、大臀筋、膝屈筋群、下腿三頭筋、底屈筋群が同時収縮するため、
多関節連鎖機構を引き出すトレーニングとしても有効と言われています。
うつ伏せでは股関節が内外旋しないで中間位で行いやすいというメリットもありますね。
うつ伏せがとれる方は、こちらの方が効果的ですね。
今回は腹部・股関節部にクッションを入れて行いますが、
慣れてきたら、入れなくても行えます。
運動の方法
では、やり方です。
うつ伏せになり、股関節部にクッションを入れます。
(クッションは必ずしも必要ではありません。)
爪先は立てておきます。
次にその状態から、両足指で床を踏み返しながら、膝を伸ばします。(膝は床から浮かせます。)
膝が完全に進展した状態で5~10秒間保持します。
これを繰り返します。
いろんな姿勢でやってみましょう
クアドセッティングは、様々な姿勢で行うことができます。
仰向け(背臥位)やうつ伏せ(腹臥位)の他、立位でも可能です。
機会があれば、イラストを描いてご紹介しますね。
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