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以前にカテーテルの注意点(ベッド臥位Ver.)のイラストを描いたことがあります。
ベッド臥位Ver.(→こちら)
立位Ver.(→こちら)
今回は車椅子Ver.のイラストです。
その前に、もう一度尿道カテールの扱いについて簡単に説明を繰り返しておきますね。
尿道カテーテルとは
尿道カテーテルとは、尿道から膀胱に挿入する管(カテーテル)のことです。
膀胱に挿入した後に抜けないように風船(バルーン)を膨らませるため、バルーンカテーテルと呼ばれることも臨床では多いです。
カテーテルの末端につけた袋をウロバッグと言います。
尿の量を測ったり、尿の色や尿の性状(混濁や血尿など)の評価に用いられます。
尿道カテーテルの注意点
リハビリを実施する時の注意点としては、抜去の防止と逆流防止です。
ベッドから車椅子への移乗の際、何かに引っ掛けてしまったり、車椅子から立ち上がり歩行練習をする際にウロバックを移動することを忘れないようにします。
逆流防止も気をつけなけばならないことの1つです。
常にウロバックが膀胱より低い位置になるように固定しましょう。
尿を他人に見られるのは苦痛
医療に従事していると、ウロバッグをつけていることが当たり前すぎて、何の感情も感じなくなってしまいます。
ですが、本来尿を他人の目に触れることは耐え難い羞恥心を感じるものだと思います。
僕も新人の頃に、移動の時はウロバッグを裏返して外から見えないようにする配慮をするように教えられました。
長期にウロバッグを装着する方は、専用のカバーを購入する方もいらっしゃいますね。
※これはその後、感染対策の面で不適当だとコメントをいただきました。そういえばいつ間にか使っている方は少なくなりました。カバーを使っている方は、ほとんど外来の方ですね。
尿道カテーテルのイラスト
色違いのイラストをいくつか載せておきます。
後方につける場合。
ありがとうございました。
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