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養成校を卒業した時は、人工鼻が何か知らなかった
僕がまだウブな新人だった頃、医師や看護師さんから『人工鼻』の名前を聞いても何のことがわかりませんでした。(今から何十年前のリハビリの養成校の教育では、そのようなことは教えられなかったのです)
病棟で働くうちに人工鼻がどんなものか、どんなタイプがあるか理解するようになりました。
理学療法をベッドサイドで行う時、人工鼻が外れていることがあったり、粘稠痰でフィルターが詰まっていることがあったりして、その都度対応を覚えました。
人工鼻とは
人工鼻とは、その名前の通り、鼻の役割を人工的に行う装置です。
気管切開された人工呼吸器の患者さんなどに使用されるもので、加温・加湿して気管や肺を保護する目的で使われます。
下のような形をしています。両側にフィルターがついています。
イラストのように、カニューレに装着します。
人工鼻と呼ばれるものは、他にもある
人工鼻には他のタイプのものもあります。
それは、人工呼吸器を使用する患者さんい用いられる人工鼻です。(下図↓)
人工呼吸器のYピースと気管チューブの間に入れるものです。
また、人工鼻と同様に吸気の加温・加湿を行う目的として使われるものには、加温加湿器があります。
ですが、人工鼻の方が簡便さや呼吸回路に結露が出来ない面で、優れているといえます。
それぞれメリット、デメリットがあるので、それをよく理解することが大切ですね。
ありがとうございました。
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