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両松葉杖を使用した階段昇降
一側下肢の障害で、両上肢が健常の場合は、両側の松葉杖を使用することになります。
両松葉杖を使用して階段を昇降する方法を昇段と降段に分けて順序立ててご説明します。
松葉杖の長さ調整は別記事を参照してください。
松葉杖の調整の仕方(→こちら)
松葉杖の導入の仕方、歩行方法(→こちら)
【昇段】
両上肢に力を入れてしっかり支えます。
健側の足を上段にのせます。
患側下肢を健側下肢に揃えます(免荷の場合は段につきません)
最後に両松葉を同じ段に動かします。
つまり健側下肢→患側下肢(免荷の場合はつかない)→両松葉(患側下肢)の順番です。
※両松葉杖と患側下肢を同時に動かす場合もあります。(慣れてきたら)
【降段】
まず、両松葉杖を下段に下ろします。
両上肢で体重を支えながら、患側の下肢を下ろします。(免荷の場合は段につかないようにします)
最後に健側の下肢を下ろします。
つまり、両松葉→患側下肢(免荷の場合はつかない)→健側下肢の順番です。
注意点
手すりがある場合は、無理に両松葉を使用しないで、片手で手すりを持ち、もう片方の手で両松葉を重ねて持つようにします。(手が小さい女性の方は難しいかもしれません)
また、体力やバランスに自信がない場合は、他の人の助けを借りることを検討してください。(階段昇降は危険が伴いますので、あくまで慎重に。)
ありがとうございました。
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