〈スポンサーリンク〉
多裂筋のエクササイズ
以前NHKの教育番組で、多裂筋のトレーニングの紹介を行なっていたことがありました。
そもそもマニアアックな多裂筋を取り上げることも珍しかったし、運動の例えも独特だったこともあって、よく覚えています。
確か動物のチーターが獲物を追いかけて走っている時の、背骨の動きをイメージするといっていました。
背骨を『反る』『前へ』の運動で多裂筋が働くという説明でした。
かえって例えが難しい気もしますが、僕はな〜るほどと思いました。
多裂筋とは
多裂筋は背筋の中の一つで、最も内側に位置する筋肉です。
椎体一つ一つを繋ぐ小さい筋肉で、脊柱起立筋と大きく異なります。
作用は、両側の多裂筋が同時に働くと背骨は伸展する方向に動き、
片側の筋が働くと側屈や回旋方向に動くことになります。
深部の筋肉ということもあって、大きな力を発揮することはありませんが、
脊柱の安定性に関与することが大きいのだと思います。
運動の方法
肩を90度外転、背中を反って、肘を後方に引きます。
そのまま前方に腕を伸ばします。(チーターが獲物を襲うイメージで)
そこから背中に力を入れるように、再び元の姿勢に戻ります。
股関節の動きではなく、体幹の動きをしっかり出すことが大切です。
この他、多裂筋のエクササイズにはさまざまな方法があります。
一般的に知られている方法は「ダイアゴナル」、「バードドック」と言われている方法です。
以前にこのブログでも取り上げたことがあります。(→こちら)
四つ這いから、対角線上の上肢と下肢をを挙上するというものです。
バランス訓練としても、なかなか難しい部類に入ると思います。
床で行う運動なので、転倒したとしてもダメージは少ないかもしれませんが、くれぐれも気をつけてやってみてくださいませ。
ありがとうございました。
〈スポンサーリンク〉