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リハビリの仕事をしていると、患者さんからいろんな質問を受けたりもします。
もちろんその患者さんに関わる重要な事柄については
「主治医に聞いてくださいね」と話を振るのですが、
もう少し一般的な質問には、わかる範囲で答えるようにしています。
そんな中、患者さんから来る質問の中で多いものの1つに、
「何故、足はつるんですか?」
というものがあります。
日常的にも起こりやすいものですし、
「運動をしてないのに何故?」と疑問に思う人も多いみたいです。
今回はその答えと、対応策について簡単にお答えできたらと思います。
足がつる原因は?
原因は様々あります。
まず、運動した後に起こるものです。
これはわかりやすいですね。
運動不足の人が、急に運動した場合など、
使い慣れない部分を急に動かしたことで、筋肉が疲労し、収縮することがあります。
次に電解質の異常で、起こるものです。
運動などで大量に汗をかくと、身体が脱水の状態になることがあります。
水分が不足すると、神経や筋肉を調整している電解質(カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムなど)のバランスが崩れ、
筋肉が過剰に収縮を起こしてしまうのです。
睡眠時にこむら返りが多いのも、
睡眠中に脱水になりやすいことが原因だったりするみたいですね。
また血流不足が影響する場合もあります。
血管内の血液がうっ滞したりすると、
またまた電解質に異常が起きて、筋肉に異常な収縮が起きます。
足がつった時の対処法
足が突然につったら、焦らずにつった筋肉を伸ばしましょう。
つりやすいところと言えば、ふくらはぎの場合が多いと思いますが、
その部分を伸ばすことが第一選択です。
ふくらはぎを伸ばすには、下のイラストのように
膝を伸ばした状態で、つま先をつかみ身体の中心部に向けて引っ張ります。
落ち着いてきたら、
その状態をしばらくキープしたり、この動作を何回か繰り返すことも良いでしょう。
冷え性の人は足がつりやすいと言われます。
血流が悪いことも関係しているのでしょう。
お風呂に浸かりじっくり身体を温めるのもいいでしょう。
カイロや湯たんぽで足を温めるのも、効果があります。
足の血流を良くするという意味では、
日頃から身体の柔軟性を確保しておくことも大切です。
日常的にストレッチをしたり、マッサージをすることも良いです。
後、脱水にならないように、水分の補給も忘れずに行いましょう。
水分だけでなく、電解質補給のために、スポーツドリンクがおススメです。
中には、しょっちゅう足がつるって人もいます。
このような方は一回医師の診察を受けてみる方が良いのではないでしょうか。
内分泌系の疾患や、神経筋疾患、代謝異常などが隠れているかもしれません。
脅すわけじゃあありませんが、何事も早期発見・早期治療が大切ですからね。
簡単に「足がつる原因」と「その対策」についてご説明しました。
少しは参考になりましたでしょうか。
お付き合いありがとうございました。
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