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うちの病院では骨盤底筋体操の指導の対象者は、圧倒的に女性の数が多いです。
うちの病院に限ったことではなくて、多分全国的にも女性が多いのではないかと思います。
尿道が短いとか、構造的なこともありますからね。(下図参照↓)
でも男性もある一定必要とされる方はいて、リハビリの依頼が来ることがあります。
男性も高齢になると骨盤底筋群の筋力低下がおこり、尿漏れが見られるようになります。
骨盤底筋体操の内容は女性のものと、ほぼ同様です。(詳しくはこちらを参照)
臥位、座位、立位などの姿勢で、肛門をきゅっと締めるように力を入れます。
きゅっと締めたまま5秒間キープします。
【仰向けの場合】
【座位の場合】
【立位の場合】
肛門を締めることが分かりずらい場合は、おならを我慢するように力を入れてみるといいかもしれません。
また、陰茎を動かすように意識すると分かりやすいでしょうか。
力を入れると言っても、全身に力が入ってしまうといけません。
適度にリラックスしながら行いましょう。
また、男性の場合は、もちろん普通の骨盤底筋体操も必要ですが、プラスαとしてやったらいいことがいくつかあります。
今回は男性の尿もれの悩みや、その対策について、イラストを交えて書いてみたいと思います。
もう少しだけ、お付き合いください。
男性特有の尿漏れ問題
女性が尿道が短いことによるものに比べて、男性の場合は尿道が長いゆえに、
尿道に溜まった尿が後になってチョロチョロと流れて来ることがあります。
終わったと思ってズボンを上げたとたんに、チョロっと出てきます。
ズボンの前にシミを作って、恥ずかしい思いをした人も多いと思います。
その予防策は、尿道をしごくということです。
図を見ながら解説しますね。
男性は女性と違って尿道が長いため、尿道に尿が溜まりやすい構造になっています。
排尿を終えて、いざズボンを上げると‥
尿道に残った尿が、チョロチョロと流れ出てきてしまいます。
そこで陰嚢から陰茎に沿って、指でしごいて残尿除去という操作を行います。
まあ、あまり格好の良いものではありませんので、公の場で行うのはためらわれますね。
個室で行いましょう。
是非やってみてください。
ありがとうございました。
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