RICE処置について、イラストでご紹介

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RICE処置について、イラストでご紹介

スポーツなどの外傷での初期対応は大切!

ジョギングやウォーキングなどが盛んに行われていますが、

その増加に伴い、スポーツでの怪我や外傷が多くなっていると報告されています。

今まで運動経験がなかった人が急に運動を始めて肉離れを起こしてしまったとか、

転倒して打撲や捻挫なども多くなっているようです。

僕も去年、柄にもなく地元の運動会に参加したのですが、

久しぶりに走ってみると、身体が思うように動かずにそのまま転倒。

明らかな外傷はなかったのですが、その後1か月くらい足首が痛くて苦労しました。

軽い捻挫だったのだと思います。

直後は歩けるから大丈夫と思っても、一晩経って痛みや腫れが出現することもあります。

直後の対応が非常に重要です。

受傷直後に適切に対応していたら、痛みを抱えた1か月を過ごさなくても良かったのかもしれませんね。

 

RICE処置について

外傷や手術など、組織を損傷した直後〜2日間は、急性期急性炎症期と言われています。

その時はリハビリを積極的に行う時期とは言えず、局所を安静に保つことが優先されます。

応急処置としては、RICE処置が推奨されています。

RICE処置とは、捻挫・打撲・肉離れなどの急性外傷の初期対応として長く用いられてきた基本的な考え方です。

RICEは以下の4つの頭文字です。

  • R:Rest(安静)
  • I:Ice(冷却)
  • C:Compression(圧迫)
  • E:Elevation(挙上)

 

今回はRICEについて、簡単なイラストを描いたので、ご紹介したいと思います。

一つ一つ見ていきましょう。

 

R: Rest(安静)

損傷部位の腫脹や血管・神経損傷を防ぐために、患部の安静を行います。

筋肉や関節の動きを抑えることによって、内出血も抑えられます。

イラストはやや大げさに描いていますが、

ここまで固定は必要なくても、安静にすることは大切です。

 

I: I ce(冷却)

 2次性の低酸素障害による細胞壊死と腫脹を抑えるため、患部を氷で冷却します。

1520分冷却すると患部の感覚が鈍くなりますから外して、

また痛みが出てきたら冷却することを2472時間繰り返します。

これを行うことで、その後の経過は全く違います。

シップや冷えピタなどは深部の冷却効果はなく、

キズや水泡がある場合は皮膚を覆ってしまうことにより感染源となるので適しません。

専門のアイシングの容器を購入しておいた方が、良いかもしれませんね。

 

C: Compression(圧迫)

 腫脹を抑えるために、弾性包帯を巻きます。

抹消側はやや強めに、中枢側では弱く圧迫します。

注意点としては、定期的に循環障害が発生していないかを確認しましょう。

強すぎはダメです。

 

: Elevation(挙上)

 患部を心臓よりも高く挙上し、腫脹や浮腫を軽減させます。

内出血や腫脹は筋肉の多い部位では吸収されやすくなります。

手足の抹消に広がると吸収は遅れてしまうので、

イラストのように、布団などで患部を高い位置に置くようにすればよいでしょう。

頻度

アイシングなどは少し間隔を空けることも必要です。

115分〜20分を目安に1時間くらいの間隔を空けて、この工程を繰り返します。

症状に応じて、受傷後24時間〜72時間はこれを繰り返すことが可能です。

 

長期間のRICEは、傷害した組織への血行の促進を阻害し、

組織の治癒反応を遅らせるので、長期間のRICEは注意が必要です。

気持ちがいいからと言って、安易に続けてはいけないということでしょう。

 

まとめ:RICE処置の全体的な目的

  • 急性期の炎症と腫脹をコントロールすること
  • 組織修復に適した環境を整えること

言い換えると、

「治す」ための処置というより、「悪化させない」ための処置

という位置づけです。

 

近年の考え方(補足)

近年はRICEを発展させた考え方として、

  • PRICE(Protection を追加)
  • POLICE(Optimal Loading を重視)
  • PEACE & LOVE(教育・心理・血流促進を含む)

などが提唱されています。

特にリハビリの現場では、「いつまで安静か」「いつから動かすか」

を見極めることが、回復速度と予後を大きく左右します。

 

終わりに‥

今回は外傷時の応急処置をご紹介しました。

以前に救急対応についてもイラストを描きましたので、

必要であればご参照くださいませ。(→こちら

 

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