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杖の目的とは
杖の目的は、大きく分けて以下の通りと言われています。
①立位・歩行時の安定性の拡大
②歩行時の駆動と制動
③免荷(疼痛の軽減)
④感覚情報を補う
等の目的で使用されます。
これら目的に応じて、T字杖、4点杖、サイドケイン、ロフストランド杖、松葉杖などが選択されることになります。
例えば、骨折後で荷重を避けたい場合、
完全免荷なら、第一選択は松葉杖になるでしょう。(高齢者は歩行器という選択もありますが)
部分的な荷重が許可されたら、片側の松葉やロフストランド杖など‥。
場面場面で使い分けが必要です。
今回はその中でも、比較的使用頻度の高いT字杖のイラストをご紹介します。
T字杖とは?
T字杖は、身体の支持やバランスを補助するために用いられます。
荷重の制限が必要な人には、適用ではありません。
「杖なしでも歩けるけれど、ちょっと不安かな‥」って人にこそ合っているでしょう。
高さの調整方法
大腿骨の大転子って呼ばれる「でっぱり」に、持ち手の部分を合わせると良いでしょう。
杖先を少し前に出して、杖を持ったとき、
肘が軽く曲がる程度、
約30度くらいになるように合わせてください。
ですがあくまで「基本」であって、
これに、最終的にはご本人の持った感覚を加味して調節します。
T字杖のイラスト
何枚か描きましたので、是非お使いくださいね。
色違い。
ありがとうございました。
次回以降、
松葉杖、ロフストランド杖のイラストもご紹介できたらと思います。
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