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今回は腸腰筋の筋力強化です。
腸腰筋とは?
腸腰筋は股関節深部~脊柱に位置する筋群で、
具体的には腸骨筋、大腰筋を総称した呼び名です。
作用としては、股関節を屈曲させたり、
腰椎、骨盤を前傾させる働きがあります。
歩行時の振り出しのためにも重要な働きをしますね。
また階段を上る際に足を大きく持ち上げる動作にも働きます。
高齢の方で、この筋が弱くなると、足が上がらなくなって、
畳の隅で引っかかって転ぶ‥という事態になってしまうでしょう。
それだけ大切な筋肉なのです。
ロコモ体操のメニューの中にも、必ず登場するものの1つです。
運動の方法
では、やってみましょう。
椅子やベッドに浅く座ります。
骨盤を起こし、背筋を伸ばします。
片脚を真っ直ぐ持ち上げます。
交互に行います。
運動のポイント
よく起こりやす代償動作として、骨盤を後傾してしまうということがあります。
足を上げようとするあまり、骨盤を後傾し体幹を後傾させてしまいがちです。
骨盤を起こし、背筋を伸ばすことを意識しましょう。
そうすると案外足は上がらないものです。
でも腸腰筋はしっかり収縮していますよ。
頑張って取り組んでみましょう。
※ゴムを使用して抵抗運動をすると、さらに効果が上がります。
もちろん高齢者にはちょっと難しいかもしれませんが。ご参照ください(→こちら)。
足首に錘をつけても、運動強度を上げることができます。
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