プレム・ダンの1日(インドでのボランティアについて)

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今から約25年前、

僕はインドのカルカッタ(現コルカタ)で、ボランティアをやっていました。

(→こちら

マザーテレサの施設の1つで働いていたのですが、

当時、僕が配属されたのはプレム・ダンという、

結核や障害を持った方々が入所している施設でした。

 

今日は当時の1日の流れを書いてみたいと思います。

なんせ25年前ですし、当時はカメラもほとんど携帯していなかったので、

紹介できるような良い写真はないのですが、

それでも雰囲気がわかるものが少し残っていたので、

貼っておきますね。

(今では写真が禁止されているという話を聞きますが、当時はそんなことはありませんでした。)

 

朝はマザーハウス(本部)で行われるミサから始まります。

欧米のボランティアはほとんどミサに参加していましたが、

無宗教の僕は、ミサの終わる頃にハウスに着いて他のボランティアと合流。

朝食として出されるバナナやビスケット、チャイにありついていました。

 

朝食後は、そこからパークサーカス行きのバスに乗り、

プレムダンの前まで降ります。

ちょうど橋の頂上で降りることになるのですが、

そこからプレムダンの全景が見渡せます。

 (これはプレム・ダンの外側。隣に線路が走ってました。)

 (これが施設内に入った正面入り口。右側が女性の病棟、左側が男性の病棟でした。)

 (屋上から施設内を見下ろしたところ。意外に緑が多いですね。食用に豚も飼ってました。)

 

外門をくぐって中に入り、

患者さんに軽く挨拶をしたりしいると、すぐに仕事が待っています。

エプロンをつけて、まずは掃除です。

床に水を撒いて、その後に竹ぼうきでゴミごと外に掃き出します。

その後消毒薬を撒き、同様に掃き出します。

中腰での作業は慣れないと辛いものです。

 

掃除が終わると、今度は洗濯です。

衣類に付着した便をホウキで取り除いた後、

大きな鍋で煮沸した衣類を棒で叩いて汚れを落とします。

この作業は専門にやっているインド人のスタッフがいたので、

彼らとよく話しながらやってました。

それをもう一度洗ったものを屋上に持っていき、洗濯物を干します。

  (屋上。もちろん洗濯ばさみなんてないから、風の強い日は片っ端から落ちてしまいます。)

 

晴れの日は気持ちよく干せますが、雨季は雨が続くため、

室内の中2階のスペースに干していました。

天井が低いため、中腰姿勢での作業が非常につらかったこともいい思い出です。

 

しばらくするとお茶の時間になります。

基本的に男性、女性と棟が分かれているため、ボランティアも分かれて働くのですが、

お茶の時間は一緒に集まって休憩を取ります。

各国から集まった老若男女が和気藹々と時間を過ごすのはいいものです。

甘いチャイが疲れを癒してくれます。

イギリスの企業が提供してくれているというビスケットの旨さは格別でした。

このビスケット、甘さも控えめで、大好きだったんですが、

日本で入手することはできないんでしょうかね〜。

本当に、それほど美味かったんです。

 

お昼の配膳作業までは、時間があるので、

患者さんの髭剃りをしたり、マッサージをしたり、

患者さんと触れ合える時間になります。

患者さんからヒンディー語やベンガル語を習ったり、日本語を教えたり、

一番楽しい時間でした。

 

配膳後は、食器を回収、洗って日が当たるところに干して終了です。

昼食はボランティアには与えられません。

そのまま近くの食堂でボランティア同士で取ることになります。

プレムダンの仕事は基本的に午前中のみでした。

希望があれば、午後にカーリーガートニルマルヒルダイ

通称「死を待つ人の家」で働くこともできます。

僕も一時そこで働いていました。

(この他、子どもの施設のシュシュババンシャンティダンなど様々な施設があります。)

 

大体こんな感じの1日です。

ほぼ単純労働です。

単純作業な分、大きな責任を負わされることもないため、

短期間の旅行者も気軽に参加することができます。

 

看護師や医師など専門職の人は、医療的なケアを行う仕事をする場合もありました。

僕もそこでの仕事が長くなってくると、

傷の手当や運ばれてきた患者さんのシラミを取ったりする作業も担当するようになりました。

 

プレムダン、今はどーなってるんでしょうか?

インドも豊かに変わっているでしょうから、

患者さんの数も少なくなっているのかもしれません。

非効率極まりないやり方も、時代の流れで効率的に変わっているかもしれません。

嬉しいような、ちょっと寂しいような気もします。

 

一回くらい戻ってみたいなあ~と切に思います。

 

個人的な話にお付き合いしていただき、ありがとうございました。

こんな内容は、他者からみたら何の面白みもないとはわかっていますが、

当時を振り返りながら書くということは、とても楽しいものでした。

 

インドの話は、また書きたいと思います。

 

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