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今回、職場の10年を遡って振り返る「10年誌」という冊子を作成するという企画が立ち上がりました。
一番ヒマそうな人間に白羽の矢が立って、
僕がその原稿を書くことになりました。
さて、そうはというものの、
僕も異動して今の職場に来たことから、過去のこともよくわかりません。
とりあえず「古株」(失礼!)と言われている人たちから情報収集を始めました。
今ではリハ科総勢40名以上いるスタッフも10年前は10名もいませんでした。
しかも理学療法士(PT)のみ名の職場でした。
その後リハビリの認知も徐々に上がっていく流れに乗って、
言語聴覚療法士(ST)数名が採用になり、言語聴覚療法が立ち上がり、
続いてその翌年には作業療法士(OT)が数名入職し、作業療法が開設となりました。
都会の方では早期からリハスタッフの充足が行われ、当たり前のようにリハスタッフが揃っていると思いますが、
田舎ではここ最近の話なんですね。
365日リハビリテーションを提供することが一般化されるという
世間の流れにも逆らえず(笑い)、
何年か前から、土曜日、日曜日の出勤も始まりました。
あと特筆すべきは、ロボットスーツの導入です。
2016年に導入されました。
知らない方もいると思うのでご紹介しますが、ロボットスーツHALというのは、
人間が動く時に発する生体電位信号を読み取り、
それに応じて下肢を補助して、歩行練習ができるというものです。
新しい時代の到来を予感させますね。
セラピストがいらなくなる時代も
そう遠くない未来に来るかもしれません。
嫌々引き受けた仕事でしたが、
ここ10年の歴史を振り返ることができたことは、とても有意義なことでした。
「あの時はそうだったよね」とか
スタッフとワイワイ思い出話に花を咲かすのも、楽しい体験でした。
よく「先に進むためには過去を振り返ることが大切」と言いますが、
過去を振り返って思い出すことが、
これからの選択をする上で必要なことなのかもしれません。
リハビリテーションがどの方向に進んで行くのか、
当院がどうなっていくのか、
ある意味楽しみでもありますね。
個人的な内容にお付き合いいただき、ありがとうございました。
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