クアド・セッティング(パテラ・セッティング)

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「クアドセッティング」とは?

本日は「クアドセッティング」です。

別名「パテラセッティング」とも言います。

リハビリの臨床場面でもよく行われますし、簡単に行えるので、

患者さんの自主トレにも多用されます。

特に術後など、積極的な関節運動ができない場合などに、

早期から行うことができることがメリットです。

膝OAなど、関節運動に痛みを伴う場合でも、

骨運動が少なく関節への負担が少ないこの運動は、筋力トレーニングとして用いられます。

また、反復性膝蓋骨脱臼等の運動療法にも用いられます。

(内側広筋の筋力向上が脱臼予防になるので。)

 

運動の方法

では、やってみましょう。

重りを使ったガンガンやる筋トレではないですが、

真面目にやれば、それなりに疲れますよ。

 

まず、鍛えたい側の膝の下にタオルを丸めて挿入します。

その状態から、膝の裏タオルを押しつぶすように力を入れて、10秒程度保持します。

(このとき、つま先を上に向けると効果的です。)

 

それを繰り返します

もし可能であれば、自分で膝蓋骨を下方に引き下げておいてから

力を入れて、膝蓋骨を内上方に移動させると良いでしょう。

また、内側広筋を触診させながら行わせると、効果は高まります。

 

患者さんが慣れてきたら、タオルを使わなくて結構ですよ。

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