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【作業療法】リハビリにおけるパソコン操作練習の意味と進め方
職場復帰や社会復帰を目指す患者さんにとって、
パソコン操作は必要不可欠なスキルになることが少なくありません。
リハビリの現場でも、若年〜壮年期で「やりたい」「必要になる」という希望がある場合、
パソコン練習を取り入れる意義は大きいと感じます。
私自身、病気を患って復職のためにリハビリでパソコンの練習をしましたよ。

◼️ パソコン練習の適応
以下のような条件がそろうと、導入しやすくなります。
- 復職・復学など社会参加の目標がある
- 発症前にパソコン操作の経験がある
- 座位保持や上肢操作がある程度可能
- 本人に「やりたい」という意欲がある

一方で、注意障害や強い疲労が目立つ場合は、
無理に進めず評価や環境調整を中心に行うことが大切です。
◼️ 実施前に確認したいポイント
- 身体面:座位保持、上肢の巧緻性、視線の安定
- 認知面:注意の持続、操作手順の理解、遂行機能
- 疲労:何分で集中が切れるか(身体疲労か認知疲労か)
ここを見誤ると、パソコン練習が「成功体験」ではなく「苦行」になってしまいます。
◼️ 進め方
1. 操作に慣れる
電源操作、マウスクリック、簡単な文字入力
2.意味のある操作
メモ入力、Web検索、ファイル操作
3.実務を想定する
一定時間の作業、文章作成、ミス後の修正
大切なのは、
「仕事の練習」より「生活に近い操作」から始めることです。
◼️ 指導のポイント
•教えすぎず、考える時間を残す
•正確さより「続けられるか」を重視(これ大事!)
•姿勢・緊張・呼吸など身体面も同時に観察
パソコン練習は、
認知機能・姿勢・作業耐久性を同時に扱える複合課題でもあります。

◼️ おわりに
パソコン操作練習は、
単なるスキル訓練ではありません。
それは
「再び社会とつながるためのリハビリ」です。
患者さんが
「また働く」「また役割を持つ」
その一歩として、丁寧に関わっていきたい課題だと思います。
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