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冬になると背中がかゆくなる理由と、自分ひとりで保湿するための工夫
冬になると肌が乾燥して、特に背中がかゆくなる……。
若いころはそこまで感じなかったのに、歳を重ねるほど強くなるように思います。
歳をとったら、誰でもそうなると分かっていても、やっぱり辛い。
そして、一度かくと止まらなくなり、さらに悪化してしまう。
同じ悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、なぜ冬に背中がかゆくなるのか、そして
保湿クリームを“自分ひとりで背中へ塗る”方法を詳しくまとめました。

■ なぜ冬になるとかゆみが強くなるのか?
1. 皮脂量と角質の水分量が低下する
加齢とともに皮脂や汗の分泌が減り、肌を守る“天然の油膜”が薄くなります。
すると、角層が水分を保ちにくくなり、乾燥しやすい肌になります。
乾燥した肌は傷つきやすく、ちょっとした刺激がかゆみに直結します。
2. “かゆみスパイラル”が起きる
乾燥した皮膚では、かゆみを感じる神経が過敏になります。
すると、
かゆい → 掻く → 角質がさらに傷つく → 乾燥がひどくなる → もっとかゆい
という悪循環が起きやすくなります。
背中は特に皮脂が少なく、ケアしにくい場所なので、
どうしてもこのスパイラルに入りやすいのです。
3. 冬の環境が追い打ちをかける
- 空気の湿度が低い
- 暖房でさらに乾燥
- 熱いお風呂で皮脂が落ちる
年齢でバリア機能が弱くなるタイミングに、冬の環境が重なることで、
「今年はまたひどくなった」と感じやすくなります。

■ 背中に保湿クリームを“ひとりで”塗る方法
大切なのは「保湿を毎日続けること」。
とはいえ、背中は手が届かないために挫折しやすい場所です。
そこで、実際に使いやすく、現実的な方法を紹介します。
1. 背中専用クリーム塗りグッズを使う
柄の長いアームの先端にスポンジが付いているタイプで、
ドラッグストアや100円ショップでも買えます。
メリット
- 届かない部分にもムラなく塗れる
- 腕を大きく動かさなくてもOK
- 毎日の習慣にしやすい
扱いに慣れると、これが一番ストレスが少ないです。
2. ラップ(食品用)を使う方法
古くから知られる生活の知恵です。
やり方
- ラップを適当な長さに切る
- 中央にクリームを薄く伸ばす
- 両端を持って背中を滑らせて塗る
使い切りで衛生的なのもメリットです。
3. スプレー式の背中用ローションを使う
最近は「どの角度でも噴射できる」スプレータイプもあります。
- 背中に吹きかけるだけ
- 手を伸ばさなくても均等に広がる
- 忙しいときでも続けやすい
クリームほど重度の乾燥には届きませんが、
“とにかく背中に何かつけたい”という人には最も手軽です。
4. タオルを使う簡易法
バスタオルにクリームを塗って、両端を持って背中へ。
ただし、タオルが多く吸ってしまうのが弱点です。
■ 冬のかゆみを少しでも減らす日常の工夫
- お風呂は 38〜40℃ に
- ナイロンタオルで強くこすらない
- 入浴後10分以内に保湿
- 室内湿度を40〜60%に保つ
- 化学繊維より綿素材の肌着を選ぶ
小さなことの積み重ねが、背中のかゆみを確実に減らしてくれます。
■ おわりに
冬の背中のかゆみは、
加齢によるバリア機能の低下 × 冬の乾燥環境
が合わさって起こる、とても自然な現象です。
ただ、ひと工夫するだけで、かゆみの悪循環から抜け出せることもあります。
背中の保湿がうまくできずに悩んでいる方も、
ぜひ自分に合った方法を試してみてください。
毎日のケアが少し楽になれば、冬の生活もずいぶん変わりますよ。
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