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レッグプレスとレッグエクステンション、膝に負担がっかるのはどっちなんだろう??
今回は大腿四頭筋の代表的な訓練、レッグプレスとレッグエクステンションについて、どっちが膝に負担がかかるのはどっちなんだろうかということについて、体験を交えて書いてみました。
その前に、大腿四頭筋の復習から。
大腿四頭筋は身体の中で一番大きく重要な筋肉
大腿四頭筋は、太ももの前面に位置する大きな筋肉群で、膝関節を伸ばしたり、股関節を屈曲させる役割を担っています。
作用としては立ち上がる、歩く、走る、ジャンプする際に重要な働きをします。
僕自身の体験から 〜筋力トレーニングで膝に痛みが出現
僕が脳の病気で長期入院生活を強いられたとき、大腿四頭筋を含め多くの筋力が低下して歩行困難になりました。
退院時には歩行することはできるようになったのでが、復職するには不十分。
それで退院後にジムに通い始めて、筋力トレーニングを開始。
ベンチなど激しいトレーニングは所詮無理だったので、ジムにある機器を使用して少しずつ筋力の回復に取り組みました。
歩行に必要な大腿四頭筋を中心にレッグプレスやレッグエクステンションなどをやりました。
ところが問題が起きました。
以前から痛かった左膝の痛みです。
下肢の筋力を高めたいものの、膝の痛みがあると、それもままなりません。
さてどうしたものかと考えてみました。
レッグプレスとレッグエクステンション、膝に負担がっかるのはどっち?
大腿四頭筋を鍛える機器には代表的なものとしてレッグプレスとレッグエクステンションがあります。
では、このうち、膝に負担がかかるのはどちらなのでしょうか。
最初に答えを言うと、レッグエクステンションです。
まあ、ご想像通りですよね。
レッグエクステンションは座った状態、股関節を固定させた状態で、膝関節単独を動かす運動です。
膝の前面に大きなストレスがかかります。
膝の角度によって、膝関節に対する圧力が強くなり、関節の負担が増加することになります。
特に初期、膝関節が90度くらいの時は、大腿四頭筋の力が膝関節に対して直角に働くため、圧が高くなってしまうのです。
これに対してレッグプレスは背中をサポートした状態で、下肢全体(股関節、膝関節、足関節)を動かす運動です。
その結果、膝に対する負担が分散されます。
膝の角度を調節をすることで膝の負担を軽減することができます。
先ほど述べたように、膝を深く曲げ過ぎると膝に負担が増加するため、足部の位置を遠くに調節することで、膝の角度を浅く保つように設定します。
また足部を板の上部に置くことで、結果的に膝関節の負担が減らすことができます。
膝に負担がかかる大腿四頭筋より大臀筋をより使用することになるからです。
また足幅を少し広めに、足の向きを多少外側に向けることでも、膝の負担を少なくすることができます。
病院でのリハビリでも
病院でのリハビリには
プラットホームで足に重錘をつけ行う膝の伸展運動よりスクワットを行うことが多いのも同じような理由からです。
スクワットの場合も、膝を深く曲げて行うものより、膝を浅く曲げて行う、いわゆるハーフスクワットを多く勧めます。
ありがとうございました。
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