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バックバルブマスクとは
正式名称はバックバルブマスク、または蘇生バック。一般にはアンビューバックと呼ばれていたりします。
デンマークの会社のアンビュー社の製品が広く知られているため、医療関係者の間では、この名前の方が通りが良いですね。
バックバルブマスクを使用した呼吸訓練について
筋ジストロフィーなどの神経筋疾患では、呼吸筋の筋力低下により、肺活量が低下し、痰を出すことが難しくなります。
その結果、肺の柔軟性が低下し、肺炎などの感染症を引き起こす可能性が高まります。
リハビリテーションでは、バックバルブマスクを使用し、強制的に空気を送り込むことで、肺の容量を確保することを行います。(最大強制吸気量の維持)
バックバルブマスクを使用した肺胞拡張訓練のイラスト
最大強制吸気量を維持する訓練は、①肺の柔らかさを保つ、②無気肺を予防する、③排痰に利用する目的で行います。
もし実施する場合は、あらかじめ流量計を使用して肺の容量を知っておき、気胸などの事故がおこらないように気をつけることが大切です。
ありがとうございました。
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