〈スポンサーリンク〉
リハビリテーション専門医は、セラピストにとって大きな存在
僕は今までに3カ所以上の職場を体験しまたが、どの職場にもリハビリテーション専門医が在籍している恵まれた環境でした。
当時は、それが当たり前のように感じていました。
今の職場に移ってリハビリテーション専門医がいない状態を体験して、それまでが稀有な状態だったことを知って驚きました。
世の中にはリハビリ専門医がいない職場の方が圧倒的に多いのですね。
リハビリテーション 専門医がいる職場では、職場の規模や専門医の人数にもよりますが、各科から直接処方がなされることはなく、一旦リハビリテーション専門医のフィルターを通すことになります。
リハ医によってリハビリの適応があるのか無いのか判断された上で、処方されます。
ですから、リハビリに、拒否的な患者さんなどが処方されることは少なく、またはリスクを十分考慮された上でセラピストに渡されることになるので、安心して運動を行うことができます。
それに患者の将来的な目的を明確にされた上で処方されるので、初めからリハビリの目的が明確でそれを多種種で共有することができます。
このように、リハビリに理解してくれる医師の存在はセラピストにとっては本当に大きなことです。(まあ最近は他科の医師もリハビリを理解してくれる方は多くなってきましたが、それでも治療が一段落して、「後はリハビリさんお願い!」とケースは未だに多いですが。)
リハビリテーション専門医と他の診療科の医師との違いは?
ではリハビリテーション医と他の診療科の医師とは、何が違うのでしょうか。
簡単にいうと、リハビリテーション専門医は、患者の機能回復や生活の質(QOL)の向上を主眼に置いて治療を行うことでしょうか。
他の診療科の医師は、主に疾患そのもの(骨折、脳卒中など)の治療に焦点を当てます。
一方、リハビリテーション専門医は、疾患の治療後に患者がどのように日常生活を送れるかに重点を置きます。
身体的な回復だけでなく、心理的、社会的、環境的な要因を含めた“全人的アプローチ“を取るのですね。
リハビリテーション専門医には高い人間性が求められるというのは、そういう理由です。
医師のイラスト
医師のイラストを描いてみました。
描いてから思ったのですが、このイラストは、医師だけでなく、薬剤師、技師、研究職など様々流用できます。
ぜひご活用ください。
ありがとうございました。
〈スポンサーリンク〉