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医療安全の取り組み:指差し呼称
医療に人が関わっている以上、ミスは必ず起こるものですが、それを最小限にするために様々な工夫が行われています。
指差し呼称もその1つです。
対象物を見つめ、指を差し『よし!』と声を出すことで、意識レベルを上げて、誤操作を防ぐことを目的としています。
つまり、目、指、口(声出し)の3つで確認するのです。
やるのは恥ずかしいという人もいますが、インシデントを起こすより、よっぽど良いと思います。
僕はついつい小声になってしまったりしますが、発した声を自分でしっかり聞くとこが大切です。
なので、恥ずがらずにやりましょうね。
◼️ 実際にどう呼べば良いのか(やり方)
① 「フルネーム+確認の声かけ」が基本
例:「○○さん、△△(職種)の□□です。フルネームを教えていただけますか?」
→ JCI・WHO が推奨する二つの識別子(氏名、誕生日、生年月日など)を確認。
② 職種を名乗る
患者誤認を防ぐだけでなく、安心感・信頼感を高める。
例:「理学療法士の□□です。今から歩行練習に伺いました。」
③ 病室・ベッド番号では絶対に呼ばない
「301の方」「3番ベッドの患者」は国際的に禁止(WHO, JCI)。
→ 患者の転床・移動により誤認のリスクが非常に高い。
④ 略称・愛称は使わない
特に認知症、失語症、高次脳機能障害では混乱の原因。
⑤ 他のスタッフとも呼称を統一する
多職種で違う呼び方をすると混乱・誤認の原因になる。
◼️ 医療安全のイラスト(ペアバージョン)
以前にソロバージョン(→こちら)を描いたのですが、今回はペアバージョンです。(要するに使い回しです(笑))




ありがとうございました。
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