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アジアやアフリカを旅していると、頭にバケツやカゴを乗せて運んでいる人々(主に女性)を見ることがあります。
普通に手で持ったら、さぞ大変だろなあと思うような重い荷物も軽々と持っています。
うまくバランスをとりながら、ふらつくこともありません。
彼女たちに共通した特徴は、背筋を顎を引いて背筋をピンと伸ばしていることです。
そうすることで腰椎に大きな負担にならないことを、経験上知っているのでしょう。
良い姿勢を作るためには
このことは良い姿勢を作るにはどうしたらいいかという示唆を私たちに与えてくれます。
背骨は緩やかなS字曲線を描いています。
頸椎は前側に凸(前弯)、胸椎は後方の凸(後弯)、腰椎は前方の凸(前弯)でバランスをとっています。
このS字の形状は、身体のバランスと運動の効率性を高めています。
重力に対抗して体を支え、歩行時のショックを吸収しやすい構造を提供します。
正しい座位姿勢について以前に記事を書いたことがあります。(→こちら)
その記事では骨盤からアプローチしました。
詳しくは上記のURLを参照してくださいね。
頭にタライをのせてみよう!
ではここからは本題です。
イラストは頭にタライを乗せて座っている男性を表しています。
背骨(椎骨)1つ1つが適切な位置でS字曲線を保つことで、タライは落ちることなく保つことができます。
タライの重さが真っ直ぐ支持基底面に落ちることでバランスをとっているんですよね。
前額面(正面から見た図)
矢状面(横から見た図)
是非やってみてください。タライが無くても、本などでも代用しても良いですよ。
ありがとうございました。
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