〈スポンサーリンク〉
心臓リハビリテーションで行う有酸素運動の運動強度の指標は?
心臓リハビリテーションでは運動耐容能などを改善させる目的で、有酸素運動が用いられます。
有酸素運動を行う時には、その至適運動強度を求めることになりますが、その求め方は様々な方法があります。
もちろん心肺運動負荷試験(CPX)ができる恵まれた施設では、それを行なって嫌気性代謝閾値(AT)を求めて指標にします。
それが行えれば一番良いのですが、それができない多くの施設では次のような方法で至適運動強度を求めます。
・最大心拍数法
AT相当の心拍数=(220ー年齢)× 0.5〜0.7
・Borgスケール
AT相当の自覚運動強度=11〜13
※この数字(11~13)いうのは、「楽である」〜「ややきつい」と感じる強度です。
・カルボーネンの方法
AT相当の心拍数=(最大心拍数ー安静時心拍数)× k + 安静時心拍数
※kは定数(0.4〜0.6)
有酸素運動(Borgスケールを使った運動場面)のイラスト
CPXが無い病院では、Borgスケールを使って簡単に至適運動強度を求めて運動をします。
そんな場面のイラストを描いてみました。
心リハを説明する機会があれば、是非使ってみてくださいね。
ありがとうございました。
〈スポンサーリンク〉