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以前にスマートベストのご紹介をしました。(→こちら)
前回は装着部分がベストタイプのものを描きましたが、今回はベルトタイプのものです。
僕の職場でもベルトタイプを使っています。
ベストは装着する時に手間がかかるので、重症患者に使用することが困難なことがあるのですが、そういう時にはベルトタイプの出番です。
体に巻き付けなくても、畳んで胸郭に押し付けるだけでも、十分効果があります。
その前にスマートベストの概要の復習を。
スマートベストの概要
スマートベストとは、商品名です。
本機からベスト(または巻くタイプのベルト)に空気を送り、高頻度胸壁振動を作り出す装置です。
それにより、気道に小さなエアパルスや気流を作り出すことで、排痰を促すことになります。
理学療法士が行う、バイブレーションやタッピングと同様な効果があります。
人的にそういった手技を長時間行うのは非常に疲れるので、それを機械がやってくれるというのは、かなり助かりますね。
周波数は、小児で10Hz、成人は13Hzが目安。
重症児は14Hz以上、駆動圧20以上は緊張が上がってしまい、てんかん発作の誘発されるリスクがあります。
スマートベスト(ベルトタイプ)のイラスト
今回はベストではなく、ベルトタイプのものを描きました。
スマートベストは値段が高いのが難点です。もちろん効果を考えると、それが安いものかもしれませんね。
ありがとうございました。
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