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ゴムバンドを使用した筋力トレーニングとは
自主訓練のためにゴムバンド(商品名はセラバンド)を用いることは多いと思います。
ゴムバンドは筋力強化のために使われますが、負荷を調節しやすいことが大きなメリットです。
例えばセラバンドの場合は、強度が色分けされていて、弱い順から黄→赤→緑→青→黒→銀→金となっています。
訓練開始時は弱めの黄色から始めて、筋力の向上に合わせて変化させていくと、患者さん(利用者)は筋力の向上を実感できて、モチベーションが高まるかもしれませんね。
また、ゴムバンドはダンベルなどと比べて値段が安いということも魅力です。
セラバンドというブランドは確かに良質ですが、少し高いのが難点。
ブランドもの(?)でなくても、百均で十分良いものがあります。
また、ゴムバンドの安全性も重要です。
以前筋トレ用にバーベルを病棟に貸し出して、事故を起こしたスタッフがいました。
特に若い整形外科の患者さんは、意欲も高くバーベルを貸してくれと要求されることがありますが、安全性を考えるとやめた方がいいでしょう。
寝ながらバーベルを持ち上げて、顔面に落としてしまった人もいました。大事に至りませんでしたが、気をつけましょう。
では、これから3回にわたってゴムバンドを使用した自主トレをイラストでご紹介していきます。
今回は下肢の筋トレを取り上げます。
◾️股関節屈曲(腸腰筋の強化)
大腿の遠位(膝より少し大腿寄り)に、ゴムバンドを巻いて縛ります。
運動する側の太腿を持ち上げます。
反対側の太腿も同様に持ち上げます。
◾️股関節外転(中臀筋の強化)
下腿遠位(足首)に、ゴムバンドを巻きます。
左右に足を開きます。そしてゆっくりと戻します。
◾️股関節外旋(梨状筋など外旋6筋、縫工筋、大臀筋)
大腿の遠位(膝より少し大腿寄り)にゴムバンドを巻いて縛ります。
膝を左右に開きます。そしてゆっくり戻します。
次回に続きます。
ありがとうございました。
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