〈スポンサーリンク〉
お餅による窒息に注意!救急搬送される高齢者が多数!
お正月にお餅を喉に詰まらせて救急搬送されるニュースは、毎年のように流れています。
その都度さまざまな注意喚起がなされていますが、それでもやっぱり多くの人が救急搬送されています。
そこで今回は、お餅を喉に詰まらせた時の対処法をイラストとともにご紹介してみたいと思います。
背部叩打法とハイムリック法です。
背部叩打法について
患者の頭をできるだけ下げるようにした上で、介助者は患者の肩甲骨の真ん中あたりを力強く数回叩きます。
※注意点:体を起こした状態で背中を叩くと、お餅がさらに奥に落ち込んでしまうことがあります。そうなると、気道を完全に塞ぐことになりかねません。(上のイラストよりもう少し身体を倒して、頭を下げた姿勢にした方がいいですね)
ハイムリック法について
介助者が患者を後方から抱き抱えるように腕を回します。
介助者は片手で拳を作り親指側を患者のみぞおちのやや下側に当てます。
そしてもう一方の手で片側のこぶしの握り、素早く手前上方に向かって圧迫します。(横隔膜を圧迫することにより、肺が空気で圧迫されることで、お餅を取り除くことができます。)
掃除機で吸い出すことは良いの?
よく『餅を喉に詰まらせた時は、掃除機で吸い出せ』と言われることがあります。
しかし普通のノズルでは大き過ぎて、効果はあまりないようです。
救急専用の細いノズルがあるようで、それを使えば大きな効果があるようですよ。
施設などでは、あらかじめそのような対策を立てておくのは必要かもしれませんね。
ありがとうございました。
〈スポンサーリンク〉