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重症心身障害児(者)勉強会資料
僕が約20年以前勤務していた病院で作成した資料です。他職種に向けた勉強会でしたから、内容も専門的ではなく簡単な内容です。
しかも内容もかなり古いものです。
ですが、このまま埋もれせてしまうのもどうかと考えてアップすることにしました。
今回は姿勢管理・シーティングについてです。
資料 その3 姿勢管理・シーティング
シーティングは重症心身障害児に限らず、全ての人に必要なものです。
目的はこの通り。
質問:この座位姿勢は良いと思いますか?
では、これはどうでしょう?
臀部が前にずれて骨盤が後傾して、いわゆる「ずっこけ姿勢」です。
これはどうですか?
上半身が傾いて、片側の肘掛けにもたれかかっています。
この座位姿勢はどうでしょうか?
座面が前後に長く、そのために臀部を奥まで入れることができません。そのため背中が背面にフィットせず、機能していません。
これはどうですか?
フットレスト(フットサポート)が適合していませんね。
では、一体どんな姿勢を目指すべきでしょうか。
評価の手順には、骨盤の指標の理解が必要です。
これらの指標を参考して、骨盤が左右に傾いていないか、また前後に傾いていないかを判断します。
以上を参考にして理想的な姿勢が取れればいいですが、実際はそうもいきません。
身体評価では、関節可動域の評価が重要になります。
身体の特徴に応じて対応が異なります。例を見てみましょう。
図のようなサポートをします。可動性がある場合は、これで改善します。
図のように坐骨前方サポートと腰椎サポートで支持します。
図のように、骨盤前方サポートと、骨盤後方サポート、坐骨前方サポートで支持します。
可動性が無い場合は無理せずに、サポートの位置を変えます。
考慮すべきことは、「年齢」「疾患」「使用目的」「使用頻度」に分けて考えると次のとおりです。
まだまだ続きます。
ありがとうございました。
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