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リハビリの視点から見る『料理』とは
料理を家事として毎日やっている人もいれば、趣味としてやっている人もいます。
また、毎日イヤイヤやっている場合もあれば、楽しく喜びを感じながら取り組んでいる場合もあります。
そのように料理に対する気持ちは様々でしょうけど、リハビリテーションのプロセスで料理の動作練習を取り入れることは、患者の身体的な回復や日常生活への復帰を支援するのに役立つとされています。
料理には次のような効果が認められています。
・認知機能の向上
料理には多くの要素や工程があるため、高次脳機能障害の患者の訓練として多く用いられています。
例えば、レシピを読みながら手順を理解し、順序立てて作業を進めることで、集中力や計画能力、問題解決能力を養うことができます。
同時に2つのことをやるという、二重課題の練習になるのですね。
・上肢・手指の運動能力の向上
料理は細かい動作や手先の使い方が求められます。包丁を使って野菜の皮を剥いたり、切ったり、調味料を計ったり、ボウルに入れてかき混ぜたり‥上肢、手指の巧緻動作の訓練になります。
・上肢の筋力強化
重たい鍋を持って移動したり、フライパンを持って上下させたりすることが、筋力の強化につながります。
また立ち動作が多いため、下肢持久力の強化にもなります。
・情緒的なリラックス効果
忘れていけないのは、このリラックス効果です。
料理をする、食べることは楽しみや喜びを与えます。香りや味を楽しみながら、友人や家族と触れ合う時間が、それだけで貴重です。
料理のイラスト
以前は料理のイラストを描いたことがあります。
(調理のイラスト→こちら)
(電子レンジのイラスト→こちら)
今回は別のイラストをいくつか描いてみました。お使いください。
ボウルを混ぜたり・・(ボウルを動かないように固定して、一方の手でかき混ぜるのは大変)
鍋を持ちあげたり・・・(重たい鍋を両手で持つのは、結構大変!)
フライパンを持ちあげたり・・・(フライパンをタイミング良く振るのは難しい動作です)
料理を落とさないようにすのも・・・
以上、料理の動作をいくつかピックアップして描いてみました。
ありがとうございました。
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