遂行機能障害の評価・訓練で使われる『ハノイの塔』をやってみた

遂行機能障害の評価・訓練で使われる『ハノイの塔』をやってみた

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『ハノイの塔』とは

ハノイの塔(Tower of Hanoi)は、遂行機能障害の評価・訓練として用いられるものです。

僕も入院中に一度似たようなものをやったことがありましたが、僕にとってはかなり難しい課題でした。

課題としては単純で、最初に棒に入っている円盤を、次の棒に移動させるというものです。

ただ、この課題にはいつくかのルールがあって、次のようなものに従う必要があるのです。(これが厄介)

 

  1. 1回の移動で1枚の円盤しか移動できない。
  2. 大きな円盤は小さな円盤の上に積むことができない。

この2つです。

 

この課題は「先読みができるかどうか(計画性の低下)」「途中で混乱しないか(実行性の低下)」、「試行回数が多いか(効率性の低下)」という思考過程の特徴を見ているのです。

僕はのこ課題が全くできずにかなりショックを受け、『こんなことができないのか〜』と、しばらくは(今でも)トラウマになりました。

この経験から、患者にとって適切な難易度の課題を適切な時期に行うことが大切なんだと、身をもって理解しました。

 

 

『ハノイの塔』のイラスト

色違いのイラストをもう1枚載せておきますね。

 

『ハノイの塔』のその後 由来は?

この記事を書いてから『ハノイの塔』は由来は何だろう?と思い、ネットで調べてみました。

ハノイの塔はフランスの数学者エドゥアー・リュカが1883年に発売したゲームがルーツ。

数学の「数列」分野で取り上げられている有名なパズルということでした。

だったら、僕には『できなくて当然!』と妙に納得したのでした。

 

ありがとうございました。

 

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