高次脳機能障害(失行)のイラスト

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失行症とは

日常行われている動作を、正しく理解しているのに、いざやってみるとうまくできないという症状です。

例えば道具を使おうとした場合、その動作が簡単であってもその使い方がわからなくなります。

既に経験によって一旦獲得した動作が病気によってできなくなるのです。

以下に例を挙げてイラストで説明していきます。

 

 

・クシで髪をとかす動作ができない

髪のとかし方がわからなくなります。(クマの場合、は体毛のブラッシングができない)

 

 

・歯磨き粉を歯ブラシにつけて、歯を磨くことができない

病前には何気なく出来ていた歯磨き動作もわからなくなったり、拙劣になったりします。

 

 

・急須でお茶をいれることができない

お茶を入れることの意味はわかっているのですが、急須を見ても、それを使うことができなくなります。

(そもそも若い人は急須自体を使ったことがない人もいるかも‥ですが、それとは話が違います)

 

 

・服を脱いで、また正確に着ることができない(着衣失行)

服を左右、表裏の位置感覚がわからなくなります。

 

以上のように、道具を使おうとすると、その使い方がわからないのです。

動作が出来なくなる原因は様々ですが、失行は麻痺、失認、失語などの問題では説明できない動作の障害です。それらの評価をして、障害の推測をしましょう。(ただし、診断は医師ですので、あしからず)

 

 

ありがとうございました。

 

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