高次脳機能障害(半側空間失認)のイラスト

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半側空間失認(無視)とは

Heilmanによると、半側空間失認(無視)とは「損傷大脳半球と反対側の刺激に気がついたり、反応したり、その方向に向いたりすることが障害されている病態である」と定義しています。

右半球損傷で発生することが多く、よって症状は左半側空間失認(無視)として現れます。

 

半側空間失認は、患者が常に右向いていることや、左側からの刺激に反応が弱いことで発見されることが多いです。

以下に半側空間失認の代表的な行動をイラストでご紹介しますね。

 

髭を剃るときに、左半分を剃り残すことがある

 

食事の際、左側だけを食べ残す

『ごちそうさま』をしても、左半分が残っています。嫌いだから残しているのでありません。

 

 

歩いていて、左側にある障害物にぶつかってしまう

歩いて電柱にぶつかったり、入院中に車いすでドアに衝突したりします。

 

車いすのブレーキ操作をするときに、左側だけ忘れてしまう

左肩麻痺の場合、左側のブレーキを長くして、しかも目立つように色をつけてもなかなか定着しません。

よくあるのが、左側のブレーキを止めずに立ちあがろうとします。

 

 

車いす乗車時に左側のフットサポート(フットレスト)を忘れてしまう

同様に、左側のフットレストの上げ下ろしを忘れることがあります。そして車いすごと転倒してしまいます。

 

リハビリで半側空間無視は改善する?

リハビリでは、患者さんが左半側の視覚情報や感覚情報を適切に処理できるように、さまざまな訓練プログラムを提供します。

僕の印象ですが、よくなる人は早期にぐんぐん良くなるし、一方なかなか改善しない人もいます。

その理由はよくわかりませんが、病巣や損傷の程度によるのでしょうか。(ざっくりした意見ですが)

 

ありがとうございました。

 

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