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筋緊張の高いお子さんには、バランスボールを使用した腹臥位が有効
筋緊張の高いお子さんは、仰向け(背臥位)なると、床に背中を押し付けて、突っ張ってしまうことがあります。
痛みが生じたり、また呼吸がみだれることで、更に突っ張りが強くなります。
突っ張り自体は、苦痛の表現であることもあれば、喜びの表現だったりするので、評価が難しいところですが、どちらにしても長時間の突っ張りは子どもの身体に大きな負担になるので、抑制したいものですね。
バランスボールを使用して、伸筋の筋緊張を落とすエクササイズ
このエクササイズはバランスボールを使用することで体幹の伸筋を効果的に緩和する方法です。
まず大きめのバランスボールの上にうつ伏せ(腹臥位)に乗ります。
ボールの球面に身体が沿うように、全身の力を「だら〜ん」と抜きます。
介助者は患者の身体、またはボールを前後にゆっくりと揺らします。
そうすると、最初力が入った身体が徐々に力が抜けてきて、その動きに身体を任せるようになります。
通常背筋の緊張が高く「えび反り」のような状態から一時的に解放されます。
ただしお子さんなど、不安定なものに乗ることに恐怖を感じて、かえって身体を突っ張らせてしまうこともあります。
その際は声掛けを工夫したり、環境を整えたりする必要があるかもしれませんね。
バランスボールで、伸筋の筋緊張を落とすエクササイズのイラスト
ありがとうございました。
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