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料理(調理)練習とは
料理は家事の中でも重要なものの1つです。
今では女性だけでなく、男性の方にも同じように必要な活動ですね。
患者さんの環境や必要性に応じて、リハビリの場面で調理訓練をすることがあります。
一般に調理と言っても、さまざまな工程があって、メニューの選定、材料の調達、下ごしらえ、調理、盛り付け、火の管理、洗物などなど、多岐にわたります。
例えば『包丁で切る』という作業を取り上げても、それが魚なのか肉なのか、野菜なのか、丸いものか、四角いものかによって難易度もう少し違います。
魚を3枚におろすなどは、その中でもかなり難易度が高いものでしょう。
片麻痺で半身の運動機能が低下している人は利き手交換が必要になるかもしれません。
脳の損傷で、同時に2つの課題ができない人もいます。そのような対応も必要になります。
リハビリでは、いきなり調理を行うのではなく、その前に、道具を使う練習をしたり、工程の復習、安全管理についても練習を行います。
僕が今働いているところは施設の問題もあり調理訓練をやってはいませんが、前施設では積極的にやっていました。
OTさんと一緒に作ったカレーやけんちん汁などの味見をさせてもらったことも数多くあります。
自分で作ったという自負みたいなもののためか、皆いい顔をしていましたね。
調理訓練が面白いのは、患者さんはセラピストの何倍も経験をしているため、患者さん自身がさまざまな工夫やアイディアを持っていることです。
こんな方法があったのかと、目から鱗が落ちることも少なくありません。
教える方が逆に教わることも珍しくはありませんね。
調理訓練のイラスト
色違いもいくつか載せておきます。どうぞ、お使いくださいませ。
ありがとうございました。
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