マザーテレサの言葉3「痛みを感じるほど、与えなさい」

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以前にも書いたことがありますが、僕はカルカッタ(現コルカタ)のマザーテレサの施設で、2年間働いていたことがあります。

当時、マザーテレサは体調を崩し入院していた期間もあったものの、

元気な時は僕たちボランティアの前にも顔を出してくれていました。

マザーのお話会のようなものにも参加したことはありますが、

僕自身は1対1でマザーテレサとちゃんとお話をしたことはありません。

一度だけ声をかけてくださったことはありましたが、

こっちはガチガチ。一言返すのがやっとでした。

 

個人的な接触はそれだけです。

僕は大多数ボランティアの中の1人でしたし、多分記憶には残っていなかっただろうと思います。

当時の僕は若かったこともあって、ちょっと批判的な見方をしてたところもありました。

マザーテレサの財力を抱えながら、やっていることは小規模な福祉であり、

何故もう少し大規模にやれないのかと不満を持っていました。

(そのことに関しては→こちらを参照)

 

そんな僕がマザーテレサの言葉を紹介する日が来るとは思ってみませんでした。

僕のそんなたわいもない感情など関係なく、マザーは偉大な人であり、

彼女が成し遂げた実績は崩れようもないものだということを述べた上で、

進めていきたいと思います。

 

今日ご紹介するのは、この言葉。

「飽くことなく与え続けてください。残り物ではいけません。痛みを感じるまでに、自分が傷つく程に与え尽くしてください。

 

マザーのもとには、海外からセレブと呼ばれる人も訪れていましたが、

この言葉は、寄付に訪れた彼らによく言っていました。

キラーワードですね~(笑)。

こんなこと言われたら、出し渋りできないですもん。

自分のものを確保した上で、余り物を寄付するのではなく、

自分が痛みを感じる程のものを差し出してくださいと言っています。

貧しい人は、貧しい中でできるだけのことを、

裕福な人も身を切るように痛みを伴う関わりをしてくださいということです。

言い換えると、上からの関わりではなく、貧しい人々のところまで降りてきてくださいということでしょうか。

僕らボランティアは寄付をするお金もありませんでしたが、

自分の身体を捧げることで、いわゆる痛みを感じる程与えることになっていたのだと、

自分自身に言い聞かせていたように思います。

懐かしい思い出です。

 

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