シャキア・エクササイズ(舌骨上筋群)をイラストでご紹介

シャキア・エクササイズ(舌骨上筋群)をイラストでご紹介

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シャキア・エクサイズ、別名ヘッド・ライジング・エクササイズとも呼ばれています。

僕がリハビリテーション科に20年前は、今ほど一般的なエクササイズではなかったと思いますが、

今では当たり前に行われていますね。

臨床での効果も高いと言われている訓練の一つです。

まずはシャキア・エクササイズの基礎となる舌骨上筋群の説明から。

 

舌骨上筋群とは?

舌骨上筋は頸部の筋肉で、舌骨を挟み上方に存在する筋肉の総称です。

舌骨上筋群は嚥下する時に舌骨を前上方に牽引し,舌骨に連結している喉頭を前上方に挙上させて気道の閉鎖と食道入口部の開大を導きます。(ウィキペディアより要約)

 

シャキアエクササイズとは?

頸部前面の舌骨上筋群を鍛える運動です。

舌骨上筋群を鍛える事で喉頭の前上方運動を促通して、食道入口部を開大させることが目的です。

食道入口部開大不全の方が対象になります。

安全な嚥下機能向上に役立ちます。

簡単にできるので、ぜひ取り入れてみましょう。

 

運動の方法

ベッドに横になります。

足元を見るように、頸部を屈曲します。

この時、肩は上がらないようにします。

疲れない程度で30秒程度持続し、休憩を入れながら310回繰り返します。

頭を持ちあげられない方は、介助者が介助して行うと良いかもしれません。

 

日本摂食嚥下リハビリテーション学会では

①1分間の頭部挙上、②1分間の休憩を3セット、1日3回の頻度で6週間を推奨しているとこことですが、なかなか難しいというのが同僚のSTさんの意見です。

僕もやってみましたが、思っていた以上に大変でした。

まあ最初から無理をしないで、上記のように30秒程度から始めてみてはいかがでしょうか。

 

運動の注意点

血圧や心拍が上がりやすい訓練です。実施前に必ずバイタルを測っておきましょう。

ご本人の体力、体調に合わせて行なってください。

心疾患をお持ちの方はやめておいてくださいね。(医師に相談しましょう)

 

ありがとうございました。

 

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