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肩の安定性向上には、インナーマッスルであるロテータカフの強化が非常に重要です。
上腕骨骨頭のフィッティングに重要な働きをするからです。
ちなみにロテーターカフは次の4つがあります。
棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋です。(イラスト参照)
以前、このブログで座位で行うカフエクササイズについて紹介させていただいたことがあります。
(内旋筋→こちら)
(外旋筋→こちら)
今回はロテーターカフを別の角度から鍛える方法のご紹介です。
今までご紹介したものが、肩から先の方を動かすものだったのに対して、
今回ご紹介するものは肩から先の方を固定して、肩の方を動かすものです。
OKCとCKC運動について
ちょっと回りくどい言い説明になりますが、
運動には大きく分けてOKC(オープンキネティックチェーン)とCKC(クローズキネティックチェーン)のものがあります。
リハビリのスタッフの方にとっては十分にご承知のことですね。
OKCの運動とは、胴体を固定して四肢を動かす運動なのに対して、
CKCの運動は四肢を固定して胴体の方を動かす運動です。
肩を機能的に使っていくためにはOKC(オープンキネティックチェーン)の運動だけでは不十分であり、
CKC(クローズキネティックチェーン)の運動が必要と言われています。
体幹を固定して上肢を動かすOKC運動ができた患者さんに、
次はCKC運動を試してみましょう。
運動の方法
では、やり方です。
四つ這いになります。
四つ這いでなくても、テーブルか何かに手を着くのでもかまいません。
次に、着いた手の部分を動かさずに、肩を内外旋(内側に回したり、外側に回したり)します。
OKCの運動ができる方でも、CKCの運動は意外にできないものです。
是非試してみてください。
ありがとうございました。
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