紅葉はなぜ起こる?

〈スポンサーリンク〉



紅葉狩りの季節です

秋も深まってきました。

紅葉狩りの季節です。

りんご狩りや梨狩りのように、実際に狩るわけではないのに、

「狩る」という言葉を使った先代の人にセンスを感じます。

 

花がカラフルに咲くのは生存戦略

花が色鮮やかに咲くのには、意味があります。

例えば春先に福寿草やマンサクなど、黄色い花から一気に咲きますが、それは繁殖のためです。

動けない植物は、自らをカラフルに着飾ることで、虫や鳥に見つけてもらい花粉を運んでもらうのです。

虫は黄色の花に惹かれる傾向があるそうで、それは花が生き残るための戦略の一つなのです。

とにかく目立って、虫に見つけてもらわなくては、何にも始まりません。

 

秋に葉っぱが色づく理由は?

では葉っぱが色づくのには、どのような意味があるのでしょうか?

今回少しだけ、考えてみました。

春や夏に緑色だった葉っぱは、秋になると黄色や赤に色づき、そして冬になると落ちてしまいます。

このことにも木が生きていくための生存戦略があるようです。

緑色の葉っぱは太陽の日を浴びて光合成をして栄養を作り出します。

しかし寒さや乾燥には弱いため、木が厳しい冬で生きていくためには、葉っぱを切り捨てることになります。

葉を落とす前に葉のの栄養素をギリギリまで回収するため、葉は色を変えます。

使えるものは最後まで使うという気合いみたいなものを感じますね。

栄養源である葉緑素(クロロフィル)を分解すると、

黄色の色素(カルテノイド)がよく目立つようになり、葉は黄色に見えることになります。

そして次に黄色の色素も分解・吸収されて葉は落ちていきます。

 

カエデなど、赤くなるものは?

赤色はアントシアンという色素です。

黄色に色づく変化とはまた違った理由で変化します。

木はアントシアンという新しい物質を新たに作り出し、

強い光から葉っぱを守り、できるだけ長い間栄養素を作り出す体制を作っているのです。

黄色くなったり、赤くなったり、木によって生存戦略が異なるのも面白いところですね。

 

生物も生き残るため必死に活動しているんだなぁと思うと、

普段何気なく見ている紅葉もひと味違って見えるのではないでしょうか。

思わずねぎらいの言葉をかけたくなりますね。

お付き合いありがとうございました。

ポチっとお願いします↓


オリジナルイラストランキング

〈スポンサーリンク〉