嚥下障害のある患者にとって、食べやすい食形態について

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嚥下機能に少しでも不安を抱える方にとって、

出来るだけ食形態に気をつけて食事を取ることが必要です。

どのようなものが嚥下しやすいか、またはしづらいか、

一人一人違うところはありますが、

一般的な大まかな理解はまずは大切です。

 

今回は、嚥下障害者にとって、食べやすい形態具体的な食品

食べにくい形態具体的な食品をご紹介したいと思います。

簡単にイラストも書きましたので、参考にしてくださいね。

 

摂食・嚥下障害者にとって、食べやすい形態と食べにくい形態

【食べやすい形態】

食べやすい形態は以下の通りです。

・食品の大きさや硬さが均一
・粘度とまとまりがある
・飲み込むときに変形し、滑りが良い
・口腔粘膜や喉への付着性が低い

 

【食べにくい形態】

・食材の大きさや硬さが均一ではない
・咀嚼したり喉を通るときにバラバラになる
・喉を通るときに、変形しにくい
・口の中や喉にくっつきやすい

 

摂食・嚥下障害者にとってた食べやすい食品と、食べにくい食品

【食べやすい食品】

・プリン(変形しやすい、滑りが良い)
・ゼリー(変形しやすい、滑りが良い)
・ポタージュ(粘度がある)
・茶碗蒸し(変形しやすい、滑りがある)
※具がいろいろ入っている場合は嚥下しづらくなることもあり。
・とろろ芋(粘度がある)

 

【食べにくい食品】

・海苔(喉にくっくつ)
・柑橘類(酸っぱい)
・パン(パサつく)
・水(サラサラの液体)
・ゴボウ(硬い!)
・ひき肉(ばらつく)

以上、簡単に嚥下に向いている食品、向いていない食品をご紹介しました。

嚥下食に関わる方はご参考にしてくださいね。

 

基本を押さえることは大切ですが、最後に例外を一つ。

患者さんの好物は比較的誤嚥しづらい傾向はあるような気がします。

嚥下食しか食べられなかった知り合いの男性は

好物のお饅頭をペロリと食べたとの話を聞いたことがあります。

好きなものだと違うんですね〜。

でもこれはあくまで例外なので、誤嚥しても責任は取れませんので、あしからず。

また、誤嚥しやすい、しづらいは、環境その人の集中力などにも関係するので、

その辺りのことも同時に考える必要があるでしょう。

 

ありがとうございました。

 

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