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ウィリアムスの腰痛体操とは?
1955年 アメリカの整形外科医師であり、
腰痛の権威であるウイリアムス氏によって作られた腰痛改善のための運動です。
それ以降、「ウイリアムスの腰痛体操」という呼び名で、世界中の整形外科病院に認知されています。
ウィリアムス氏は腰痛の原因を腰仙椎部の狭小と前弯増大、椎間関節の硬化と考えました。
そのため腰痛改善には、腰仙椎の前弯を減少させ、椎間孔や椎間関節を拡大することなどが必要と考えたようです。
よって具体的には、次のような効果のある体操をした方が良いと説いています。
1.股関節屈筋群(腸腰筋)と脊柱起立筋を伸張することで、腰椎前弯を減少させる
2.腹筋と臀筋を鍛えることで腰椎前弯を減少させる。
3.椎間孔や椎間関節を拡大することで、神経根圧迫を減少する。
4.腰仙関節の拘縮をとる。
このように腰部にかかる負担を軽減することを目的とした体操なのです。
適応
基本的に脊柱管狭窄や腰椎の滑り症がある方です。
腰椎椎間板ヘルニアや腰部を曲げる(前かがみ)で痛みが増強するような方は適応外です。
一般に腰痛体操といえば、ウィリアムス体操を思い浮かべるかもしれませんが、
これは間違いですね。
どんな腰痛にも効くというわけではありません。
運動の方法
では運動の方法を一つ一つご紹介していきますね。
今回は6つで構成されている体操のうち、3つ紹介していきます。
1.腹筋の筋力強化
膝を立てて、仰向けになります。
その状態から上体を起こします。
もし難しければ、胸の前で手を組んで僅かでも上体を起こしましょう。
2.臀筋の筋力増強運動
仰向けになります。
その状態からお尻に力を入れ、持ち上げます。
3.脊柱伸展筋と胸背筋膜のストレッチ
仰向けになって両手で両膝を抱え、
2秒かけて膝を胸に近づけ、腰と背中を丸めます。
これを10回1セットとして、1分の休憩をはさみながら1日に3セット行います。
6つある体操のうち、後半の3つ(4〜6)は次回、ご紹介しますね。(→こちら)
では、また。
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