片耳難聴あるある その2

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「片耳難聴あるある」の反響

片耳難聴という障害を患った人は日常生活を送る上で、様々な困難なことがあります。

以前、それをいくつかかいつまんでお伝えした時には、反響がありました。(→こちら)

大部分は「私もそんなことがある」と、共感する声でした。

今回も片耳難聴者の「あるある」をいくつか紹介したいと思います。

僕自身が普段体験することを中心にあげてみました。

健常者にとっては、わかりづらいことですが、

片耳難聴という障害をもった者同士で、「あるある」と

傷を舐め合いたいと思ったのです。

 

 

・聞こえる耳を下側にして寝てしまい、目覚ましか聞こえず寝坊する。

これは僕がよくやってしまうことです。

朝方になってたまたま聞こえる方の耳を下にして寝ていたため、

大音量の目覚ましのアラームが聞こえず、寝過ごしてしまいました。

夜中に何度も寝返りをするので、防ぎようがないんですよね。

 

・どんなにうるさい環境でも、聞こえる方の耳を下にすれば静かに眠れる。

これはさっきご紹介したデメリットを、逆にメリットとしたものです。

聞こえる耳の方を下にすれば、そこは音のない静寂の世界……と言いたいところですが、

実際は耳鳴りは聞こえている場合も多いのです。

 

・音量が分かりづらいので、コッソリと話した言葉が予想以上に大きくてびっくりされる。

コソコソ話はできません。

 

・音の立体感が感じられなかなり、病前とは違う音に聞こえる。

片耳の聴覚を失うと、音の方向がわからなくなるという話は以前に書きました。

僕の経験だと、音の質も異なっているように感じます。

例えば、机から本が落ちた場合、

健常者であればそのものを見なくても、

近くの机から本が数冊落ちたということがわかると思います。

雑誌か、文庫本か、ハードカバーの本かなど

音の違い、1冊落ちた音と数冊の音の違いなど、

ある程度想像できると思います。

それは長年の経験から学んだからこそできるのだと思います。

しかし片耳の聴力を失った後の僕には、それがわかりません。

別の音に聞こえるのです。

何の音かも全くわからないため、状況が把握できずオタオタしてしまいます。

その音の理解ができるということは、

子供の時から、音を聞いて確かめるという経験を積み上げてきた成果なのだと思います。

大人になって歳を取った今は、

多分その域に戻ることは不可能であるように感じます。

 

・音量か半分以下になるため、普通の会話が聞き取れない。

以前、仕事でこんなことがありました。

ベッドサイドである若い看護師さんから「〇〇を取ってください。」と言われました。

聞き取れなかったため、何度も聞き返すということをしてしまたわけですが、

チッと、舌打ちをされました。

多分その看護師さんは、僕が耳に障害を持っていることを知らないと思います。

僕も新人スタッフ全員に障害のことを伝えてはいません。

毎回説明するのも、疲れるのです。

小さいことですが、ボディーブローのようにジワジワ響いてきます。

聴き取れず、毎回悔しい思いをする‥

仕方ないと思っても、割り切れないことは多いのです。

 

終わりに

以上、今回は僕の体験を中心にあげてみました。

 

片耳難聴を患った方々からいろいろなご意見ももらいましたので、

またの機会にご紹介したいと思います。

ありがとうございました。

 

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