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今回は、腰部脊柱管狭窄症の運動について、イラストで解説をします。
腰部脊柱管狭窄症とは
腰部脊柱管狭窄症とは、加齢などによる変形で腰椎の脊柱管が狭くなる疾患です。
脊柱管のなかには神経が通っているので、
その脊柱管が狭くなり、神経を圧迫してしまうと、
圧迫部位より遠位に痛みやしびれなどの神経症状が出現します。
長時間歩くと思い痛みやしびれが増悪し、歩行困難になりますが、
少し休めば回復し、再び歩き始められるという間欠的跛行が、脊柱管狭窄症の特徴です。
腰部脊柱管狭窄症のリハビリ
脊柱を支えている靭帯や筋肉の緊張を緩和し、
痛みを軽減させることが大切です。
特に痛みが急に強くなった場合などは、
それ以上症状を悪化させないために安静にします。
しかし長期の安静期間を設けることは、筋力低下や柔軟性低下を生じさせてしまうため、
ある程度痛みが治まってきたら、筋力強化も行います。
神経のリラクセーション
なるべくストレスの少ない姿勢を取ることが重要です。
椅子や布団やクッションの上に両足を乗せます。
その状態で力を抜いて、リラックスした状態をつくります。
骨盤が後傾し、神経の狭窄部分にゆとりができ、神経が休まります。
運動の方法(ストレッチ)
次に股関節・脊柱の屈曲運動をご紹介します。
脊柱を屈曲することで、
椎間孔や椎間関節拡大することになり、
その結果、神経の圧迫を取りのぞく運動です。
先に示した通り、椅子や布団を丸めたものの上に両下肢を乗せ、リラックスします、
両下肢を抱えるように身体を丸め、両膝を抱え、胸の方に引き付けます。
呼吸を止めずに、この姿勢を20~30秒間保持します。
そして再び最初の姿勢(椅子などの上に足を戻す)になります。
この運動を3~5回繰り返します。
まとめ
今回はリラクセーションとストレッチを中心に運動療法をご紹介しました。
脊柱管狭窄症は重度になれば手術も適応になりますが、
保存の場合は神経ブロックや薬物療法を行いながら、運動療法を実施します。
長く付き合っていかなければならない病気であるので、
日常生活動作で様々な工夫も大切になっていきます。
それについては、また今度お伝えしますね
ありがとうございました。
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