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今回は、歩行のイラストです。
歩行はどの疾患であっても、運動としては有益だと思いますが、
今回紹介するのは、パーキンソン病の患者さんによく用いられる歩行練習です。
歩行時にいくつか気をつけることで、有益な運動療法になります。
パーキンソン病の症状の特徴
パーキンソン病の症状として、主に以下の症状があります。
・安静時振戦(手足の震え)
・筋肉の固縮
・姿勢反射障害
・動作緩慢
・運動機能低下(動作の大きさが低下)
このような症状からパーキンソン病の患者さんが歩くときは、
歩幅が小さくなり、小刻み様に、
上肢の振りも小さくなって、体幹の回旋も少なくなります。
それに対して、
歩幅を大きく、腕を大きく振ってダイナミックに歩くことが推奨されています。
歩行練習のやり方
できるだけ歩幅を大きく、取ることを心がけましょう。
また手の振りは極力大きくし、体幹を捻るようにしてください。
こんな感じで。
小刻み歩行に対しては、外的刺激が有用とされています。
「イチ・ニイ・イチ・ニイ‥」と
声を出しながら(またかけながら)リズムを取りながら歩くと、
足が出しやすくなります。
また、床に30㎝間隔でラインを引き、これを目標に歩くことでも
足は出しやすくなります。
歩行のポイント
先ほど述べたように、腕の振りは大きく、
歩幅を大きく意識させて歩きます。
普段の生活でこのように歩くのは、気恥ずかしさもあるでしょうが、
運動場などで、ダイナミックに歩くのは抵抗なく受け入れられると思います。
歩行障害が出現する前から、運動の習慣をつけることが大切です。
ありがとうございました。
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