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その日は、僕の予測より随分早く、
しかも唐突にやってきました。
ある昼休み後、
患者さんの送迎のため、エレベーターに乗り込み、
病棟に向かっていたときのことです。
エレベーターの中には、僕を含めて3人の職員がいました。
ある階で1人の職員が降り、
エレベーターの中には僕と
後輩のIさんの2人となりました。
Iさんはニヤニヤしながら僕に近づいて、
耳元でこう囁きました。
「実は昨日、〇〇さんのサイト、見つけちゃったんです。」
青天の霹靂です。
僕は今まで同じ職場の人にはこのサイトの存在を話しておらず、
できれば知られずにいて欲しいと思っていました。
実際、ごく一部の人を除いて、
1年以上誰にも知られていないと思います。
もちろんたくさんの人に見てほしい、使ってほしいという気持ちもあって、
そのことをサイトで謳っていました。
閲覧数欲しい、ランキングで上位を目指したいとも言っだことがありました。
それらの言葉に大いなる矛盾を抱えているのも分かっています。
でも「職場」はあまりに身近で、
同僚に見られていると思うと、気恥ずかしさが先立って、
自由に書くことができなくなってしまいそうです。
大げさに言えば、創作の自由を奪われる気がします。(本当に大げさですね…笑)
書くたびに周囲に気を使うのも窮屈ですからね。
その後仕事を終えて、リハ室に戻ってきた時、
またまたIさんが近づいてきました。
「大丈夫です。僕はここでは最も口が固いですから。誰にも言いません」
そう言って去って行きました。
彼は、僕が思うに、
職場内でも1、2位に口が軽いスタッフです。(←あくまで個人的意見です)
すぐに広がるのは、火を見るより明らかです。
まぁ、一応念を押したので、しばらくは彼も言わないでおいてくれるとは思いますが(広がれば犯人は明白ですし)、
もうしばらくコッソリやらしてもらえたら嬉しいです。
今回の記事は、彼1人のために書きました。
「お願いだから、もうすこし黙っててね」
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