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人間の頭は重く、成人で約5kgあると言われています。
その頭を支えている頸部には常に大きな負担がかかっています。
頭が、身体の直上に位置しているならともかく、
これが年齢とともに円背になり、脊柱が屈曲した状態だと想像してください。
頭は身体の軸よりかなり前方に位置することになり、
頭を支えるために頸部の後面は、常に過度な緊張を強いられるでしょう。
時々意識的にストレッチをすることが大切です。
ではやってみましょう。
ストレッチの方法
伸ばしたい側の反対側に頸部を回旋させ、軽く屈曲させます。
そして、伸ばしたい側と反対の手で頭の後側面をつかみます。
そのまま斜め下方に向かって手で引っ張り、
頸部から肩にかけて心地よいストレッチ感を感じてください。
その状態で、逆の手を斜め後方に伸ばすと、更に同部位を伸長することができます。
次は前方、屈曲方向のストレッチです。
頸部の後面、つまり板状筋群、半棘筋群、脊柱起立筋、後頭下筋群をストレッチします。
頸部を軽く屈曲します。
両手で後頭部をつかみます。
そのまま前下方に引っ張り、頸部の後面を伸長します。
息を吐きながらおこない、気持ちいい痛みがある程度にとどめておきましう。
姿勢改善につなげましょう
ストレッチをした後は、すっきりした感じとともに、頸部や肩が軽くなった感じがすると思います。
ですが、肝心の不良姿勢を改善しない限り、
また頸部の後面は痛くなったり、凝ったりしてしまうでしょう。
この機会に、頸部、体幹の位置を見直し、
姿勢の改善に取り組んでみてはどうでしょうか。
筋肉のバランスを整えるには時間がかかりますが、
最終的には頸部・肩痛の改善ができます。
「急がば回れ」です。
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